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VALUESTAR G タイプTX

VALUESTAR G タイプTX

2004年12月15日 00時00分更新

文● 鈴木 雅暢

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VALUESTAR G タイプTX

日本電気/NEC Direct

最小構成価格:9万3765円(11月29日現在)

NEC Direct 24
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 「VALUESTAR G タイプTX」は、IntelのLGA775/PCI Expressプラットフォームの採用による最高レベルのパフォーマンスと、独自の水冷システムによる高度な静粛性を両立したNEC Directの最新フラッグシップ・デスクトップパソコンだ。NECの店頭販売モデルの「VALURSTAR TX」をベースモデルとしており、CPU、メモリ、HDDといった基本性能のほか、3種類のTV放送受信/録画機能をニーズに応じて追加できるなど、ダイレクト販売ならではの柔軟なカスタマイズが可能になっている。



「VALUESTAR G タイプTX」。セレクションメニューでは、本体とデザインイメージをあわせた7種類の液晶ディスプレーが用意されているが、写真の「F19R21」は、液晶ディスプレーの前面パネルを振動させることで音を出す“SoundVu”を搭載した19インチモデル。スタンド部に内蔵したサブウーファで低音もフォローされ、省スペース性と良好な音質をうまく両立している

LGA775/PCI Expressプラットフォーム採用の
高性能かつ将来性の高い構成パーツ群

本体前面下部のカバー下の端子は、USB 2.0が標準装備。IEEE 1394コネクタとPCカードスロット、トリプルメモリースロットを一体化したフロント端子ユニットが追加できる。トリプルメモリースロットは、メモリースティック/同 PRO、SDメモリーカード/MMCに加え、新たにxD-ピクチャーカードの読み書きに対応しており、デジタルカメラなどとの連携がより便利になっている

 光沢ブラックの美しいアクリルパネルを全面に貼ったフロントフェイスは、電源を入れると中央部がぼんやりと青色に光る。水冷システムの搭載を視覚的にアピールする凝った仕掛けになっている。下部のカバー内には、2基のUSB 2.0ポートを標準装備するが、購入時のカスタマイズにより、IEEE 1394、PCカードスロット、トリプルメモリースロット(メモリースティック/同 PRO、SDメモリーカード/MMC、xD-ピクチャーカードに対応)を一体化したユニットを追加することができる。

 システムの中核をなすのは、インテルの最新チップセット、Intel 915G/ICH6。メモリはDDR2 533(PC2-4200 DIMM)、HDDインターフェースにシリアルATA、ビデオカードインターフェースもPCI Express x16と、どれも高速で、かつ将来性の高い最新の規格に対応しているのが心強い。

 これら主要パーツの構成は“セレクションメニュー”によって柔軟なカスタマイズが行なえるが、CPUはCeleron D 330-2.66GHzからPentium 4 560-3.60GHzまで4種類、メモリは最小256Mバイトから最大2Gバイトまで選択肢は幅広く、HDDは160Gバイトから400Gバイトまで、光学ドライブもDVD+R 2層書込みに対応したDVDマルチプラスドライブ(DVDスーパーマルチドライブ)を筆頭に3種類と、豊富な選択肢が用意されている。

 Intel 915Gチップセットは標準でグラフィック機能(Intel Graphics Media Accelerator 900=GMA900)を統合しているが、3Dゲームの性能を重視したいユーザーのためにPCI Expressx16対応のビデオカード(ATI RADEON X600 PRO搭載)の追加にも対応する。このほか、セレクションメニューでは、IEEE 802.11a/b/g対応のトリプルワイヤレスLANの追加や、2台目HDDの追加(最大400GBまで)などが行なえる。



ボディのデザイン、基本設計はTZシリーズとほぼ共通。フロントマスクは光沢ブラックのアクリルパネルで構成され、電源を投入すると中央部がぼんやりと青く光る。水冷システムをイメージした演出だビデオカード用のPCI Expressx16スロットとは別に、ライザーカード形式で4本の拡張スロットが用意されており、うち3本はPCIスロット(TVチューナーやモデムに利用)で、1本が新規格のPCI Expressx1スロットとなっている

地上波/BS/110度CSと3種類のデジタル放送に対応可能
きわめて充実したTV受信/録画機能

 VALUESTAR G タイプTXでは、TV受信/録画機能もセレクションメニューで選択する。選択肢としては、地上波アナログ、地上波アナログ高画質(ゴーストリデューサ、3次元Y/C分離装備)、地上波アナログ&デジタル(地上/BS/110度CSのデジタル放送対応)の3種類が用意されるが、不要な場合は“なし”という選択も可能だ。最強はもちろん、アナログ&デジタルの構成だが、今回から地上波アナログ放送用と地上デジタル放送用がひとつのチューナーカードに統合されたため、過去のモデルでは3枚のPCIカードが必要だった機能を2枚のPCIカードで実現した。余裕ができたスペースには新規格のPCI Express x1スロットが1本設置されており、今後登場してくる高性能な拡張カードが利用できる余裕があるのは心強い。

 地上波アナログは「SmartVision TV」、地上デジタルは「SmartVision DG」、BS/110度CSデジタルは「SmartVision BS」と、それぞれ放送規格別の視聴/録画ソフトを使うが、インターフェースや操作性は統一されており、どれも同じ感覚で操作でき、アナログ/デジタルの同時録画にも対応する。地上波アナログ用の「SmartVision TV」は、DVDオーサリングソフトの「MovieWriter for NEC」と高度に連携しており、録画映像を簡単にDVDに保存できる(光学ドライブにDVDマルチプラスドライブを選択した場合)。また、「SmartVision/SERVER」を使えば、ネットワーク内の他のパソコンにインストールした「SmartVision/PLAYER」から受信/録画した番組を見ることもできる。また、マルチメディアプレーヤーの「MediaGarage」を使えば、録画映像のほか、本機の中に取り込んだ音楽や画像をリモコンで操作で再生できる。これはネットワーク内の他のパソコンにもインストールでき、他のパソコンからVALUESTAR内のコンテンツを再生することも可能だ。

セレクションメニュー中の液晶ディスプレー「F19R21」を斜め後方から見たところ。スタンド部のサブウーファが特徴的だ

 液晶ディスプレーは、TVチューナー内蔵の23インチワイドのほか、19インチ、17インチワイド、17インチと、さまざまなバリエーションが用意される。セレクションメニューでは、市販の他社製ディスプレーも選択できるが、デザイン的な統一感などを考慮するとやはり純正品がおすすめだ。液晶前面のパネルを振動させることで音を出す“SoundVu”搭載モデルでは、スタンド部に内蔵したサブウーファで低音もフォローされ、省スペース性と高音質をうまく両立している。最上位の23インチワイド液晶ディスプレー(F23W11(A))は、本体とは独立してTVチューナーを内蔵しており、録画中に裏番組を鑑賞できる。シーンに応じたコントラスト調整やMPEGノイズ低減機能を搭載するほか、D4入力端子の装備など入出力端子も充実しており、液晶テレビとしても優れた仕様をもっている。



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