SkyHawkJapanから、必要な分の電源ケーブルだけを選択して装着できる電源ユニット「PowerONE」シリーズが登場した。
本体には5個の6ピンコネクタが装備されており、ドライブ用の電源コネクタは全て、その6ピンコネクタに同梱の出力ケーブルを接続して出す仕組み。必要なコネクタの分だけのケーブルを選択して接続することができ、PCに搭載するデバイスの数が少ない場合でも余りのケーブルが出ず邪魔にならずに済むという製品だ。同梱されているケーブルは、4ピン12V×2+FDD×1(2セット)、4ピン12V×3、Serial ATA×2、PCI Express×1.
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SkyHawkJapan製電源「PowerONE」 |
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本体。出荷状態で本体から出ているのはマザーボード関連の電源ケーブルのみ | | 5個の6ピンコネクタに、必要な分だけの電源ケーブルを接続して使用できる |
搭載する機能で3種類、それぞれ容量で3種類と全9モデルがラインナップされているが、ユニークなのは“オーディオスタンバイモデル”と銘打たれた製品。PC側の電源のON/OFFに関わりなく電源を供給する4ピン12Vコネクタ1つが付いており、これを光学ドライブに接続すればPCの電源を入れずとも音楽CDの再生が可能になるというものだ。
当然、PCのサウンドデバイスは経由しない仕組みで、光学ドライブのアナログ出力をブラケット部まで引き出し、オーディオミニジャック形式でケース外に出すというケーブルが同梱されている。これと、同じく同梱の専用IDEケーブルで光学ドライブを接続することが必要とされている。また、再生/停止の操作は光学ドライブ側で行なうことになるため、最近の主流であるイジェクトボタンのみのドライブでは不可。再生ボタンも備えた2ボタンタイプのドライブが必要だ。
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この青いコネクタがオーディオ機能用電源コネクタ。これだけはPC側の電源のON/OFFに関わりなく電源を供給するようになっている | | オーディオ機能を使用するには、同梱のオーディオケーブルとIDEケーブルを接続する必要がある |
本体底面に9cm角、背面に8cm角という2基のファンを搭載。回転数は温度による可変式で、40度までは停止、78度で2500rpmの全速回転となる。さらに全速回転の状態でも騒音値は30dBと低いレベルに抑えられている。
本日登場したのは“オーディオスタンバイモデル”のほか、オーディオ機能の付かない“スタンダードモデル”で、それぞれ2種類の容量が販売されている。このほかPFC回路を搭載したモデルもあるようだが未登場。価格は“オーディオスタンバイモデル”の520Wモデル「GM-520SC」がCUSTOMとパソコン工房秋葉原店で8980円、高速電脳で1万290円。620Wモデル「GM-620SC」が高速電脳で1万3440円。“スタンダードモデル”の370Wモデル「GM-370PC」がパソコン工房秋葉原店で5980円、470Wモデル「GM-470PC」がパソコン工房秋葉原店で7980円。
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ファンは本体底面の9cm角、背面の8cm角と2基搭載 | | 温度による可変速式だが、40度に達するまでは停止しているというのも珍しい |
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【取材協力】