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【第6回図書館総合展レポート Vol.3】「ユニバーサルデザインの観点から音声ガイダンスに再び注目が集まる」――富士通

2004年11月24日 19時34分更新

文● 編集部 佐久間康仁

音声ガイダンス“IVRシステム”のパンフレット
富士通の図書館向けデータベースシステム“iLis”シリーズのオプションとして用意された、音声ガイダンス“IVRシステム”のパンフレット

富士通(株)は、従来から図書館向けのデータベースシステム“iLis(アイリス)”シリーズを提供している。この機能拡張オプションとして、(株)フェローが開発・販売を行なう音声ガイダンス“IVRシステム”が今年3月に発表され、大阪府吹田市の吹田市立図書館に導入されたことを紹介していた。

図書館のデータベースシステムでは、ウェブサイトを通じて蔵書の取り寄せ/貸出予約などが行なえるものの、基本的に無料で行なえるため、依頼を出したことを忘れてしまうユーザーが少なからず出てくるという。また、逆に借り受けた図書を返し忘れるケースも少なくない。同社の試算では、50万蔵書の中~大規模の図書館では、この対応(電話での連絡)に1日あたり7時間程度必要になるという。

この無駄な(人的・時間的)コストを削減するために、音声案内によるガイダンス“予約図書情報案内システム”が開発された。本システムでは、“着信サービス”として、ユーザーが電話で問い合わせた場合に、希望するサービスごとにプッシュ信号で選択させ、予約状況/貸し出し期間の確認などが可能。さらに“発信サービス”(オプション)として、図書館の蔵書貸し出しデータベースと連携して、予約を受けた蔵書が到着した場合や、貸し出し期間が過ぎた場合に、そのユーザーに対して自動的に音声での案内/督促を行なうという。

従来から電子メールで同様のサービスを提供しているが、ユーザーから音声応答のほうが便利だという声が出ていたほか、メールでは到着/開封の確認が難しい(電話の場合、相手に本人認証を促すメッセージとプッシュ信号で確認してから内容を伝える)、そもそも電子メールを使える環境にないユーザーでも電話なら伝達できる、といった“ユニバーサルデザイン”の観点から音声ガイダンスが見直されているという。

導入のためのコストは、4回線(最小構成)の発着信システムの場合、ハードウェアに155万円、ソフトウェアに90万円程度かかるという(参考価格)。




自動貸出装置『ABC-LT』
自動貸出装置『ABC-LT』

同様に、コスト削減のためのソリューションとしては、住友スリーエム(株)が自動貸出装置/自動貸出返却装置の最新モデルとして、『ABC-LT』(自動貸出装置)、『ABC-ST II』(自動貸出返却装置)、『ABC-III』(タッチパネル採用の自動貸出返却装置)を展示していた。ABC-LTは今年10月に発表済みだが、ABC-ST IIとABC-IIIは発表前の試作品を参考出展したもので、発表・発売は2005年1月を予定しているという。



自動貸出返却装置『ABC-ST II』自動貸出返却装置『ABC-ST II』

従来モデルからの変更点は、OSの変更(Windows 95/98⇒Windows 2000)による処理速度の向上と、販売価格の低下が挙げられる。ABC-LTは、従来の同等機種では600万円~だったものが320万円~、ABC-ST IIは440万円~が420万円~、ABC-IIIは610万円~が590万円~にそれぞれ引き下げられている。また、ABC-IIIは初めてタッチパネル方式を採用してボタンをなくし、従来オプションだった音声ガイド機能を標準搭載したことが特徴だという。

タッチパネル採用の自動貸出返却装置『ABC-III』タッチパネル採用の自動貸出返却装置『ABC-III』

同社説明員に話を聞いたところ、「こうした機械を説明すると、『どれくらいの人手が減らせるのか』とよく聞かれる。しかし実際に導入したところでは、必ずしも働き手が減るわけではない。むしろ、こうした機械でできることは機械に任せて、リファレンス(案内)役に人員が回せるようになり、結果的にサービスの質が向上した、という話をよく耳にします」と、コスト面以外での導入のメリットを語った。

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