(株)ニュース・サービス・センターは19日、携帯電話公式ニュースサイト“The News(無料)”において、携帯電話用動画広告の広告効果を検証するための実験放映を21日に開始すると発表した。これは、バナーやテキストなどに限定されていた携帯電話広告が、第3世代携帯電話の普及とともに、動画広告のための周辺環境が整いつつあることから実施するもの。
今回の検証実験では、携帯電話公式ニュースサイト“The News(無料)”の利用者(約600万人)を対象に、賛同企業15社のCMを放映して広告効果測定調査を行ない、携帯動画広告の受容度/インパクト/好感度/最適な広告形態などについて検証する。CMの表示は、“The News(無料)”の主要動画コンテンツ(ニュース速報/天気予報/芸能ニュース/スポーツニュース)の冒頭で、1枠/最大8秒のCMを露出した後にコンテンツが開始される“強制閲覧”方式となる。対応する携帯電話機は、NTTドコモのFOMA900iシリーズとauのWINシリーズ。
同社では、携帯電話の動画広告を広告媒体として展開することで、“携帯電話広告のメジャー化”“視聴率に代わる新しい指標の確立”“ケータイCMの開発”などを目指すとしており、次に予定している2回目の検証実験の結果を踏まえ、適正な広告料金などを設定し、新しい広告媒体として、2005年3月にセールスを開始する予定。