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新フォームファクタ“BTX”マシンの店頭デモが開始!

2004年11月16日 15時57分更新

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 先週、インテルから“BTX”マザー「D915GMH」が登場したが、そのマザーを使った“BTX”フォームファクタPCの展示がドスパラアキバ店で開始された。ケースはAOpen製。“BTX”規格はカードスロットの数に合わせて、“BTX”(7本)/“MicroBTX”(4本)/“picoBTX”(1本)というように3種類規定されているが、今回展示されているものは“MicroBTX”にあたる。

店頭ドスパラアキバ店で店頭デモが行なわれている“BTX”フォームファクタPC

 “MicroATX”のケースの構造と比べると、“MicroBTX”の筐体はすべて左右逆のレイアウトになっているのがわかる。フロントパネルをユーザー側から見て手前側になるように横置きにした場合、5インチベイが左になるようにレイアウトされている。またフロントパネル側から内部を見てみると、電源が左奥に、拡張スロットは右奥のスペースに配置されており、こちらもmicroATXとは正反対のレイアウトとなっている。
 特徴的なのが、ヒートシンクとファンとダクトで構成されたCPU冷却機構が、本体前面中央にくるように配置されているところ。外気を直接フロントから取り入れてCPUを冷却し、その熱を電源ファンから外部に排気するような構造になっている。また、CPU冷却機構の後方に、ライザカードを使って通常のサイズのPCI Express x16ビデオカードを装着可能なスペースを確保。CPUの冷却に使った空気でビデオカードの冷却を行ない、その空気で電源の冷却を行ない背面から排出するという構造になっている。

 店員によれば、CPUに負荷をかけるとファンの音がするが、多段階に回転数を制御し、アイドリング状態のときは驚くほど静かとのこと。デモ機のスペックは店頭のポップによると、CPUがPentium4 570J(3.8GHz)、メモリ512MB(DDR)、HDDがSerial ATA対応の160GBを搭載、グラフィックはチップセット内蔵のグラフィック機能を使用。販売時期は未定とされているものの、参考価格として上記のスペックで14万9800円と表記してある。展示は1週間は行なうとのことなので、次世代の“BTX”フォームファクタPCを見てみたいという人は店頭を訪れてみよう。なお、こちらのフォトレポートでも製品の細部を紹介しているので、参考にしてもらいたい。

レイアウト電源やドライブの位置は“MicroATX”とは左右逆のレイアウトになっている。
フォトレポートフォトレポート。※写真をクリックするとフォトレポートページへとびます
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