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HDDを搭載したLinuxザウルス!「SL-C3000」販売開始

2004年11月10日 23時15分更新

文● 水野

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 シャープのLinux搭載PDA、「SL-C3000」が本日より販売開始となった。従来機種ではアプリケーションやユーザーの作成したファイルを保存するためフラッシュメモリ(ユーザーエリア約65MB)を搭載していたが、今回の「SL-C3000」では容量4GBの1インチHDDを搭載(ユーザーエリア約3.6GB)しているのが最大の特徴だ。

「SL-C3000」
新型Linuxザウルス、「SL-C3000」

 HDDが搭載された代わりに内蔵フラッシュメモリの容量は約16MBに減少。本体サイズも、前モデルの「SL-C860」に対し幅と奥行きが4.0mm、厚さが1.8mm増え、重量も約48g増加。124.0(W)×87.0(D)×25.0(H)mm/298gとなっている。キーボードはカーソルキーが携帯電話のような円形のものとなり、「Ctrl」キーが追加されたのが主な変更点だ。
 CPUにインテル製XScale PXA270-416MHz(従来はPXA255-400MHz)を搭載。本体内蔵メモリはフラッシュメモリー16MB/SDRAM64MB。OSはLineo uLinux。電源はリチウムイオン充電池を使用しており、連続表示時間は輝度最低でカレンダー連続表示の場合約5時間。3.7インチVGA(640×480ドット)/6万5536色表示のバックライト付き透過型システム液晶パネル(タッチパネル対応)を搭載することと、コンパクトフラッシュスロット(Type II)×1、SDメモリーカードスロット×1を備える点は前モデル同様。

“ビュースタイル” 裏
液晶ディスプレイを表にして閉じた“ビュースタイル”状態裏側。左下に貼られているシールには、日立製HDDを使用している旨が書かれている

 ウェブブラウザソフト「NetFront v3.1」、表計算ソフト「HancomMobileSheet」、ワープロソフト「HancomMobileWord」などがプリインストール。また「広辞苑 第5版(図・表付き)」、「ジーニアス英和辞典(第3版)」「ジーニアス和英辞典(第2版)」も収録されている。価格はぷらっとホームで7万9800円。

本体前面
本体前面にはSDメモリーカードスロットを搭載。蓋はなく、何も差さない時はダミーカードを差しておく仕組み
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