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インテル、マルチ/デュアル構成向けや低電圧版などItanium 2プロセッサー6製品を発表

2004年11月09日 16時29分更新

文● 編集部

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インテル(株)は9日、サーバー/ワークステーション向け64bitプロセッサー“Itanium 2”の新製品として、マルチ構成に対応した3製品、デュアル構成に対応した2製品、低電圧版1製品の計6製品を発表した。内訳は、『インテル Itanium 2 プロセッサMP 1.60 GHz / 9 MB L3 キャッシュ』、『インテル Itanium 2 プロセッサMP 1.60 GHz / 6 MB L3 キャッシュ』、『インテル Itanium 2 プロセッサMP 1.50 GHz / 4 MB L3 キャッシュ』、『インテル Itanium 2 プロセッサDP 1.60 GHz / 3 MB L3 キャッシュ533 MHz フロント・サイド・バス』、『インテル Itanium 2 プロセッサDP 1.60 GHz / 3 MB L3 キャッシュ 400 MHz フロント・サイド・バス』、『低電圧版インテル Itanium 2 プロセッサ 1.30 GHz / 3MB L3 キャッシュ』。同日付けで量産出荷を開始する。対応チップセットはインテルE8870とOEM向けのカスタムチップセット。

プロセッサーイメージ
“Itanium 2”プロセッサー

価格は、1000個受注時の単価で、『インテル Itanium 2 プロセッサMP 1.60 GHz / 9 MB L3 キャッシュ』が45万6400円、『インテル Itanium 2 プロセッサMP 1.60 GHz / 6 MB L3 キャッシュ』が21万3840円、『インテル Itanium 2 プロセッサMP 1.50 GHz / 4 MB L3 キャッシュ』が9万8280円、『インテル Itanium 2 プロセッサDP 1.60 GHz / 3 MB L3 キャッシュ533 MHz フロント・サイド・バス』が12万6570円、『インテル Itanium 2 プロセッサDP 1.60 GHz / 3 MB L3 キャッシュ 400 MHz フロント・サイド・バス』が9万1900円、『低電圧版インテル Itanium 2 プロセッサ 1.30 GHz / 3MB L3 キャッシュ』が5万7240円。

日本SGI日本SGI(株)の『Altix 3700 Bx2』。Itanum 2 MP-1.60GHz/9MB L3に対応しており、最大2048プロセッサーまでサポートしている(ノードあたり8~256プロセッサー)。OSには64bit Linuxの『SGI Advanced Linux Environment with SGI ProPack』や『Novell SUSE Linux Enterprise Server 9』を利用できる

『インテル Itanium 2 プロセッサMP 1.60 GHz / 9 MB L3 キャッシュ』は、基幹業務アプリケーションなどの大規模なエンタープライズコンピューティング分野向けの製品で、マルチプロセッサー(MP)構成に対応する。動作クロック周波数は1.60GHzで、システムバス(FSB)は128bit幅で400MHz。キャッシュメモリーはL1が32KB、L2が256KB、L3が9MBとなる。消費電力は130W。従来製品より最大で25%パフォーマンスが向上しているという。『インテル Itanium 2 プロセッサMP 1.60 GHz / 6 MB L3 キャッシュ』はL3キャッシュメモリーが6MB、『インテル Itanium 2 プロセッサMP 1.50 GHz / 4 MB L3 キャッシュ』は4MBの製品となる。

ブレードサーバーのイメージ
『Express5800/1020Ba』

『インテル Itanium 2 プロセッサDP 1.60 GHz / 3 MB L3 キャッシュ533 MHz フロント・サイド・バス』は、テクニカルコンピューティング分野向けのデュアルプロセッサー(DP)構成に対応。動作クロック周波数は1.60GHz、FSB(128bit)は533MHz。キャッシュメモリーはL1が32KB、L2が256KB、L3が3MB。消費電力は99W。従来のFSB400MHz製品より最大35%パフォーマンスが向上しているという。『インテル Itanium 2 プロセッサDP 1.60 GHz / 3 MB L3 キャッシュ 400 MHz フロント・サイド・バス』は、FSBが400MHzの製品となる。

『低電圧版インテル Itanium 2 プロセッサ 1.30 GHz / 3MB L3 キャッシュ』は、デュアルプロセッサー(DP)に対応した低電圧版の製品。ブレードサーバーなどの高密度実装にも対応しているのが特徴。動作クロック周波数は1.30GHz、FSB(128bit)は400MHz。キャッシュメモリーはL1が32KB、L2が256KB、L3が3MB。消費電力は62W。

新製品の発表を受けて、新製品に対応したサーバー/ワークステーションとして、日本SGI(株)がスーパーコンピューター『Altix 3700 Bx2』、日本ヒューレット・パッカード(株)がエントリー/ミッドレンジの“HP Integrity”やハイエンドの“Superdome”、日本電気(株)がスカラーサーバー“TX7”シリーズとブレードサーバー『Express5800/1020Ba』、デル(株)がラックマウント型の『PowerEdge SC1425』とタワー型の『PowerEdge 800』、(株)日立製作所が“HA8500”とサービスプラットフォーム“BladeSymphony”、日本ユニシス(株)が“Unisys Enterprise Server ES7000/400”などを同日付けで発表している。

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