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松下電器産業、ナビゲーション機能を搭載したカラーOCRソフト『読取革命Ver.9』を発売

2004年11月01日 21時20分更新

文● 編集部

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松下電器産業(株)は1日、日本語/英語対応の活字カラーOCRソフト“読取革命”の新製品として、初心者にも使いやすいようにナビゲーション機能を搭載した『読取革命Ver.9』(PTS-RPN0100)を19日に発売すると発表した。価格は1万9800円。優待版(PTS-RPV0100)も8500円で用意する。12月中旬には法人向けのライセンス版の提供も予定しているという。

製品パッケージ『読取革命Ver.9』

『読取革命Ver.9』は、松下グループ内で開発している“日本語活字文字OCRエンジン”と38分野約61万語の専門用語辞書(言語解析辞書は約14万語)、米ABBYY社(ABBYY USA)製の最新版の英語文字認識エンジン“FineReader Engine 7.1”を搭載したのが特徴。新機能として、初心者にも使いやすくしたナビゲーション機能(愛称:かんたんナビ)を搭載したほか、高圧縮PDFファイル作成エンジンを搭載。高圧縮PDFファイル作成は、OCR技術を利用したもので、文字認識後に生成するPDFファイルのサイズを従来の約半分にできるという。OCRの基本機能についても、斜体文字やレイアウト認識機能などが強化されている。

また、自動でOCR処理を行なう新機能(愛称:フォルダーウォッチャー)が追加されており、複合機のスキャナー機能でスキャンしたイメージファイルをパソコン上の指定フォルダーに転送してOCR処理をバックグラウンドで実行、電子文書ファイルにコンバートするといった業務系で利用できる機能も強化されている。

日本語文字認識はマルチフォント(明朝体/ゴシック体/教科書体/ワープロ体/新聞文字など)の約4000字の文字種に対応。英語文字認識はマルチフォント(Century/Helvetica/Courierなど)の101文字に対応する。図形認識は直線/ベジェ曲線/円弧などに対応する。入力画像の解像度は50~2400dpi(400dpi推奨)。最大原稿サイズはA4(600dpiの場合)またはA3(400dpiの場合)。入力ファイル形式は、TIFF/BMP/JPEGなど28種類以上に対応し、出力ファイル形式は、テキスト/CSV/RTF/JTD/DOC/XLS/PPT/HTML/XML/PDFに対応する。Word 2000/2002/2003にアドインすることも可能。

対応機種はPC/AT互換機。対応OSはWindows 98 SE/2000/Me/XP。対応機器(デジタルカメラやスキャナー)で動作確認済みの製品をホームページで紹介している。なお、PTS-RPN0100には、名刺管理ソフト『名刺読取革命Ver.1』が同梱される。製造はパナソニック ソリューションテクノロジー(株)が行なう。

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