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NEC、無線LAN対応の企業内専用無線IP電話機『MH210』を発売

2004年10月26日 16時48分更新

文● 編集部

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日本電気(株)は26日、無線LANを利用する企業内専用のワイヤレスIP電話機『MH210』の販売を同日付けで開始すると発表した。出荷開始は11月30日の予定。

本体『MH210』

『MH210』は、“UNIVERGEモバイルソリューション”として、SIP(Session Initiation Protocol)対応のIPテレフォニーサーバー“UNIVERGE(ユニバージュ) SV7000”や無線LANシステム“UNIVERGE WL”と組み合わせられる無線IP電話機。“UNIVERGE SV7000”を利用することで、従来のPBX機能を継承しながらソフトフォンやIP電話機との連携が行なえ、在席中/電話中/外出中などのプレゼンス情報やインスタントメッセージの利用も可能。“UNIVERGE WL”シリーズを利用することで、音声パケットの優先制御や、帯域不足が発生した場合にアクセスポイントを自動的に切り換えて音声帯域を確保するといったこともでき、歩きながら通話していても遅延や音切れを起こさずに自動的にアクセスポイントを切り替える高速ハンドオーバー機能も利用できるという。

無線LAN機能はIEEE 802.11b準拠で、音声圧縮にはG.711/729a、制御プロトコルにはSIP+NEC拡張を採用。セキュリティー機能は128bit/64bit WEP、WPA(IEEE 802.1x、EAP-TLS/TKIP)をサポートする。連続通話時間は180分で、連続待ち受け時間は約40時間。102×65ドットのモノクロ液晶ディスプレーを搭載する。電源はリチウムイオンバッテリーを利用する。本体サイズは幅46.2×奥行き26.7×高さ128.1mm、重量は約135g。

同社では、『MH210』をローミングサーバーと連携させ、支社/視点/事業所などに外出/出張しても内線電話を利用できる“一人一番号制”を導入するためのソリューションや、通信関連コストを削減するソリューションなどとして提供するとしている。

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