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カシオ計算機、パソコンからテキストデータを取り込める電子辞書“エクスワード データプラス”『XD-DP1000』を発売

2004年10月08日 14時25分更新

文● 編集部

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カシオ計算機(株)は8日、データを追加できる電子辞書“エクスワード データプラス(EX-word DATAPLUS)”の新製品として、テキストデータの取り込みも可能な『エクスワード データプラスXD -DP1000』を15日に発売すると発表した。価格は4万7250円。

『XD-DP1000』
『XD-DP1000』

『XD-DP1000』は、内蔵した60種類の辞書のほか、CD-ROM版やデータカード版の辞書データを追加して利用できるだけでなく、テキスト(文字)データを取り込んで閲覧できるのが特徴。本体内に収録している辞書は、(株)岩波書店の『広辞苑 第五版』『逆引き広辞苑 第五版対応』など国語系8種類、(株)大修館書店の『ジーニアス英和辞典(第3版)』『ジーニアス和英辞典(第2版)』など英語系4種類、(株)日立システムアンドサービスの『マイペディア』など百科/学習8種類、(株)日本経済新聞社の『経済新語辞典 2003年版』『保険用語辞典』など実務/情報系16種類、(株)時事通信社の『家庭の医学(第12次改訂版』や(株)学習研究社の『全国方言一覧辞典』など生活/実用11種類、(株)ジェイティービーの『ひとり歩きの中国語自由自在』『ひとり歩きの韓国語自由自在』など英会話/トラベル13種類。

追加できる辞書には、語学系だけでなく、法律/医学をはじめとする専門分野を中心に計22タイトルを用意する(2005年2月までのラインアップ。うち9タイトルはデータカード版も用意)。主なものは、(株)三省堂の『模範六法 2004』(発売中、8400円)や『クラウン独和辞典(第3版)/新コンサイス和独辞典』(11月発売予定、CD-ROM版5229円、データカード版1万290円)、『クラウン仏和辞典(第5版)/コンサイス和仏辞典(第3版)』(同)、(株)白水社の『現代スペイン語辞典/和西辞典』(12月発売予定、同)、ブリタニカ・ジャパン(株)の『ブリタニカ国際大百科事典 小項目電子辞書版』(2005年1月発売予定、CD-ROM版1万290円、データカード版1万5540円)など。

パソコンとUSBで接続 『エクスワード テキストローダー』 電子辞書の通信画面
パソコンとUSBで接続『エクスワード テキストローダー』電子辞書の通信画面

新機能のテキストデータを取り込む機能は、パソコンとUSB接続して行なうもので、取り込むためのアプリケーションソフト『エクスワード テキストローダー』は、同社のウェブサイトでダウンロードにより提供される。この機能を利用すれば、電子図書館“青空文庫”で無料公開されている小説や、ニュースサイトなどの最新情報をパソコンから取り込み、持ち歩いて閲覧できるだけでなく、分からない言葉があれば辞書のジャンプ機能を利用して調べることができる。“しおり機能”も利用できる。取り込めるのはプレーンテキスト(.TXT)で最大5MBまで。対応OSはWindows 98/98 SE/Me/2000 Professional/XP。

テキストを取り込んで閲覧 ジャンプ先の辞書を選択
テキストを取り込んで閲覧(“青空文庫”から泉鏡花の『高野聖』)“檜笠”を選んでジャンプ先の辞書を選択
広辞苑 古語辞典 漢字源
広辞苑古語辞典漢和辞典
検索結果

検索機能は、複数辞書検索や、複数辞書例文検索、文字種に合わせてジャンプ先の辞書を自動判別する“スーパージャンプサーチ”、1000件まで自動保存され引き直しに利用できる“ヒストリーサーチ”、1500件登録できる“単語帳/例文帳機能”、スペル(綴り)が不明な英単語を検索できる“ワイルドカード&ブランクワードサーチ”、読めない漢字を調べるための“漢字部品読みサーチ”などが用意されている。

ディスプレーは4.5インチFSTNハイコントラスト液晶パネル(320×240ドット表示)を搭載する。キーボードはJIS配列準拠で、入力はローマ字かな変換入力/かなめくり入力に対応。文字表示は標準で16ドット、日本語/韓国語/中国語系は24ドット。広辞苑やマイペディアでは48ドットのスーパーズームも可能。12桁の電卓機能も搭載する。本体内蔵フラッシュメモリーの容量は20MB。

SDスロット USB
本体向かって右にSDメモリーカードスロット左にUSB端子(ミニ)
インターフェース

インターフェースはSDメモリーカードスロットとUSB 1.1を装備。SDメモリーカードは512MBまで対応。本体には、振動や衝撃から液晶パネルや電子部品を保護するために高強度アルミ合金パネルを外側に採用し、内部に緩衝材を配置して堅牢性を高める技術“タフコット(TAFCOT:Totally Advanced Force Control Technology)”を採用している。本体サイズは幅142.5×奥行き98.8×高さ12.8mm、重量は約235g(電池込み)。電源は単4形アルカリ乾電池×2本。電池寿命は、英和辞典の訳表示画面で連続放置した場合が約150時間(入力/検索5分間と訳表示画面表示55分間を繰り返した場合で約120時間)。約3分/6分/10分/15分/30分/45分の6段階のオートパワーオフ機能を設定可能。

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