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【CEATEC JAPAN 2004 Vol.1】シャープが世界最大65インチハイビジョン液晶TV“AQUOS”を発表――“CEATEC JAPAN 2004”開幕

2004年10月05日 11時20分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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CEATEC JAPAN 2004開幕

IT関連技術と最新製品の総合展示会“CEATEC JAPAN(シーテックジャパン) 2004”が5日、千葉・幕張の幕張メッセ(日本コンベンションセンター)で開幕した。会期は9日までの5日間で、事前登録者は入場無料、当日登録は一般1000円、学生500円となる(学生20名以上の団体、および小学生以下は入場無料)。主催は情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)/(社)電子情報技術産業協会(JEITA)/(社)日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会(JPSA)で構成されるCEATEC JAPAN実施協議会。

今回のテーマは“デジタルが広げるユビキタス社会、次へ加速。”で、情報家電の台頭、ブロードバンド&ワイヤレスインターネット接続環境の普及、地上デジタル放送の拡大など、民生用/産業用ともにIT化が進む現実を踏まえて、来るべきユビキタス社会へのインフラ・技術・異業種間コラボレーションなどを具現化する展示が多数行なわれている。



シャープが開発発表した世界最大の65インチハイビジョン液晶TV“AQUOS” 65インチで、スピーカーを内蔵したAQUOS
シャープが開発発表した世界最大の65インチハイビジョン液晶TV“AQUOS”を紹介する取締役AVシステム事業本部長の奥田隆司氏同じく65インチで、サイドにスピーカーを内蔵したAQUOS。いずれも技術デモンストレーションであり、発売時期や価格は未定

開幕初日は10時から正午までがプレミアムタイムとして、報道陣や関係者向けに限定公開されている。シャープ(株)のブースでは、この開幕に合わせて、622万800ドット(1920×1080画素)の65インチハイビジョンパネルを採用する、世界最大サイズ(2004年10月5日現在、シャープ調べ)の液晶カラーTV“AQUOS(アクオス)”の開発に成功したと発表した。これは同社亀山工場で生産した第6世代ガラス基板を使用したもので、同社の技術デモンストレーションとして開発したもの(発売については未定)。

挨拶に立つ取締役AVシステム事業本部長の奥田隆司氏
挨拶に立つ取締役AVシステム事業本部長の奥田隆司氏

挨拶に立った取締役AVシステム事業本部長の奥田隆司氏は、「これまで40インチ以下は液晶(パネル)、それ以上はPDP(プラズマディスプレーパネル)と区別されてきたが、今回の開発成功によって液晶パネル(の活躍の場)が飛躍的に拡大する。8月に発売した45インチも、発表直後から1500台もの予約があり、売れ行きは当初目標の2倍近い。画質や環境性能面に優れた液晶ディスプレーは今後も注目を集めるだろう。当社ではさらに開発・生産技術の向上に取り組む」と同社の意気込みを熱く語った。



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