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東芝、TVチューナー搭載ノートパソコン“Qosmio”シリーズに17インチ/15.4インチのワイド液晶モデルを追加

2004年10月04日 15時52分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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『dynabook Qosmio G10/27LDER』
『dynabook Qosmio G10/27LDER』

(株)東芝は4日、今年7月に発表したTVチューナー搭載のAV機能特化型ノートパソコン“Qosmio(コスミオ) E10シリーズ”の新製品として、17インチワイド液晶ディスプレー搭載“Qosmio G10”2製品と、15.4インチワイド液晶ディスプレー搭載“Qosmio F10”1製品を10月下旬に発売すると発表した。価格はオープンプライス。各製品の主なスペックと編集部による予想実売価格は以下のとおり。



dynabook Qosmio G10/27LDER
Pentium M 725-1.60GHz/17インチWXGA(1440×900ドット)表示Clear SuperView液晶(2灯式)/メモリー512MB/HDD 160GB(80GB×2)/DVD+R DL対応DVDマルチプラスドライブ/GeForce FX Go5700(64MB)/IEEE 802.11b/g&Bluetooth V1.2/Windows XP Home Edition SP2
33万円前後
dynabook Qosmio G10/27LDEW
Pentium M 725-1.60GHz/17インチWXGA(1440×900ドット)表示Clear SuperView液晶(2灯式)/メモリー512MB/HDD 80GB/DVD+R DL対応DVDマルチプラスドライブ/GeForce FX Go5700(64MB)/IEEE 802.11b/g&Bluetooth V1.2/Windows XP Home Edition SP2
30万円前後
dynabook Qosmio F10/2WLDEW
Pentium M 725-1.60GHz/15.4インチWXGA(1280×800ドット)表示Clear SuperView液晶(2灯式)/メモリー256MB/HDD 80GB/DVD+R DL対応DVDマルチプラスドライブ/GeForce FX Go5700(64MB)/IEEE 802.11b/g&Bluetooth V1.2/Windows XP Home Edition SP2
27万円前後

掲載当初、無線LANの仕様をIEEE 802.11a/b/g対応と記載していましたが、正しくはIEEE 802.11b/g対応となります。お詫びして訂正いたします。

いずれもE10シリーズの上位モデルに位置づけられ、自社開発の“高画質化TVチューナー&MPEG-2エンコーダー”を搭載、Windowsの起動なしにTV番組の視聴/録画、CD/DVDの再生・視聴が可能なほか、30mmφで2W+2Wの大口径高出力を実現すし、250Hzの低音域まで再生可能なharman/kardon製ステレオスピーカーなどを、従来同様搭載している。

『dynabook Qosmio F10/2WLDEW』
『dynabook Qosmio F10/2WLDEW』

それに加えて今回発表の3モデルでは、映像の輝度や濃淡を判断してコントラストを最適化する改良型の高画質化エンジン“QosmioEngine(コスミオエンジン)”を搭載。暗い部分と明るい部分が混在するシーンでも白飛びや黒つぶれを防ぐことができるという。また、新たに採用したワイド液晶ディスプレーに合わせて、4:3の映像ソースを見やすくワイド画面に引き伸ばす“画面サイズ自動調整機能”を搭載。これは、

ノーマル表示
縦横比を変えずに、左右に黒の余白を表示する
フル表示
全体を均一に引き伸ばして、ワイド画面にフィットするサイズに変更
ズーム表示
縦横比を変えずに横幅いっぱいまで拡大表示(画面上下の一部がカットされる)
ノンリニアスケーリング表示
中央部は拡大率を小さく、辺縁部にいくほど拡大率を上げることで、映像情報の損失をなくし、ゆがんで見える印象を最小限に押さえる

の4つの拡大表示を選択できるというもの。

また、光ドライブを従来のDVDマルチプラスドライブ(同社では“DVDスーパーマルチドライブ”と呼称)から、DVD+R DL対応DVDマルチプラスドライブに、最上位機種のみHDDを80GBから160GB(80GB×2)に増加するなど、スペック強化が図られている。

そのほか、目的ごとに分類されたランチャーソフト『QosmioUI(コスミオユーアイ)』を従来同様搭載し、TVを見る/録る、ビデオを再生する/DVDを再生する、音楽を再生する/録音するなど用途に応じたメニューが表示され、十字カーソルと決定キーのみの操作で選択・実行が可能。よく使う機能や使いたいアプリケーションを登録するカスタマイズも行なえる。

今回発表の3機種は、液晶ディスプレーのサイズ/表示解像度とHDD容量が異なるほかはスペックは共通。チップセットにIntel 855PM、メモリーはPC2700対応DDR SDRAMを採用。HDDはUltraATA/100接続。通信機能は無線LANとBluetoothのほか、10/100BASE-TX準拠のEthernetと世界61地域対応のV.90準拠56kbpsファクスモデムを内蔵する。

拡張スロットはPCカード(TypeII×1、CardBus対応)、SDメモリーカード/メモリースティック(PRO)/xDピクチャーカードに対応するブリッジメディアスロット(1スロット)を備える。インターフェースは、USB 2.0×4/IEEE 1394×1/アナログRGB出力/アナログビデオ出力(D端子×1/S-Video×1)/ビデオ入力(S-Video×1)/オーディオ入出力(光デジタル対応)など。

バッテリーはリチウムイオンタイプで、駆動時間はQosmio G10シリーズが2.4時間(JEITA測定法1.0)、F10シリーズは2.5時間。最大消費電力はG10が約120W、F10は約90W。本体サイズと重量は、G10が幅406×奥行き285×高さ43.5(最薄部37.5)mm/4.4kg、F10は幅373×奥行き285×高さ44.2(最薄部43.1)mm/3.9kg。プレインストールソフトは、Microsoft Office Personal Edition 2003(SP1)/Office OneNote 2003(SP1)など。光学式マウスとリモコン、アンテナ変換ケーブルなどが付属する。

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