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エプソン、写真プリント機能を充実させた複合機新シリーズ“オールフォト・カラリオ”ほか、デジタルイメージング製品13機種を発表

2004年09月28日 23時36分更新

文● 編集部 内田泰仁

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プリンター/スキャナー/コピー複合機の新シリーズ“オールフォト・カラリオ”は、従来モデル『PM-A850』に続く製品として、写真プリントに求められる機能/性能を一体とし、エンジンから新規設計を行なったフォト複合機。3機種に共通する特徴は次のとおり。

  • 最大印刷解像度5760×1440dpi
  • インクジェットプリンターの色再現性を最大限引き出す新画像処理技術“EPSON NATURAL PHOTO COLOR3”を搭載
  • 被写体認識と自動補正機能を強化した画像補正機能“オートファイン!6”を搭載
  • ハイエンドデジタルカメラに多く搭載される色空間“Adobe RGBモード”のサポート
  • 写真の管理からプリントまでを行なうソフトウェア『EPSON Creativity Suite』を標準添付
  • 各機能が誰にでも使えるように操作性が改善された操作パネル
  • 自分で好きな写真を好きなレイアウトでさまざまなサイズの用紙にプリントする各種機能を搭載
  • メモリーカード/フィルム(PM-A700を除く)/紙焼き写真などの写真プリントに対応
  • 長期保存性能の高い染料インク“つよインク”の採用

『PM-A900』

シリーズ最上位機種の『PM-A900』は、プリンターとスキャナーの機能を活用し、本体前後にそれぞれ給紙機構を持ち、操作メニュー表示/画像プレビュー用に同社製2.5インチ低温ポリシリコンTFT液晶パネルを採用したディスプレー“Photo Fine”を装備する。また、家庭での写真プリントを楽しむ機能として、

  • CF/マイクロドライブ/スマートメディア/メモリースティック(Duo/Pro/PRO Duoおよびマジックゲートをサポート)/SDメモリーカード/MMC/miniSDカード/xD-Picture Cardをサポートする5種類のメモリーカードスロット、USBポート(USB DIRECT-PRINTおよびPictBridge対応)、オプションの赤外線通信カードまたはBluetoothユニットによる無線通信の3系統をサポートする“簡単3WAYダイレクトプリント”機能
  • 手書きの文字やイラストを写真に合成して楽しむ“手書き合成シート”機能
  • CDレーベルを別のCDに簡単にコピーする“CD to CD コピー”機能
  • 頻度の高い印刷操作を少ない手順で簡単に実行できる“簡単写真ボタン”

などの印刷機能を持つ。また、同社独自のカラーセンサー“α-Hyper CCD”による最大解像度3200dpiのスキャナー部では、ネガ/ポジフィルムからのスキャンが可能なほか、年月の経過で変色してしまった写真やフィルムのコピーまたは印刷時に、自動的に色を補正/復元する“退色復元機能”を装備する。

印刷の対応用紙サイズは最大A4、最大給紙容量はA4普通紙の場合、前部150枚/後部120枚、はがきは50枚。インクはブラック/シアン/マゼンタ/イエロー/ライトシアン/ライトマゼンタの6色で、前面交換が可能な独立型インクを採用する。本体サイズは、幅450×奥行き418×高さ236mm、重量は約12.9kg。パソコンとの接続インターフェースはUSB 2.0。

『PM-A870』

シリーズミドルレンジの製品『PM-A870』は、従来機種『PM-A850』の後継にあたる製品で、“すべての人が、オールフォト・プリントを楽しむために”を製品コンセプトとした、ハイパフォーマンスモデル。操作メニュー表示/画像プレビュー用の2.4インチ液晶ディスプレーを装備し、“簡単3WAYダイレクトプリント”や、ネガ/ポジフィルムからのスキャン、“退色復元機能”などの機能を装備する。

スキャナー部は、カラーセンサーに“α-Hyper CCD”を採用し、最大解像度2400dpi。印刷の対応用紙サイズは最大A4、最大給紙容量はA4普通紙で120枚、はがきは50枚。インクはブラック/シアン/マゼンタ/イエロー/ライトシアン/ライトマゼンタの6色で、独立型インクを採用する。本体サイズは、幅456×奥行き439×高さ256mm、重量は約10kg。パソコンとの接続インターフェースはUSB 2.0。

『PM-A700』

エントリーモデルとなる『PM-A700』は“気軽に高精細プリント”を目指した製品で、ファミリーユーザーを意識したホワイトカラー/コンパクトボディーのデザインが特徴。5種類のメモリーカードスロットとUSBポートを利用したダイレクトプリント機能を備え、スキャナー部は薄型化に向くCIS方式センサーを採用し、最大解像度1200dpiとなっている。印刷の対応用紙サイズは最大A4、最大給紙容量はA4普通紙で100枚、はがきは50枚。インクはブラック/シアン/マゼンタ/イエローの4色で、独立型インクを採用する。本体サイズは、幅430×奥行き354×高さ181mm、重量は約6.8kg。パソコンとの接続インターフェースはUSB 1.1。

『PX-A550』

“オールインワン・カラリオ”『PX-A550』は、普通紙へのプリント/コピーに適した4色顔料タイプの“つよインク”を採用(インク構成はブラック/シアン/マゼンタ/イエロー、インクタンクは独立型)。最大印刷解像度は5760×1440dpi、“オートファイン!6”を装備し、“Adobe RGB色空間”をサポートする。また、『PM-A700』と同様に、CIS方式のスキャナー(最大解像度600dpi)を採用するなど、本体のコンパクト化が図られている。印刷の対応用紙サイズは最大A4、最大給紙容量はA4普通紙で100枚、はがきは50枚。本体サイズは、幅430×奥行き344×高さ170mm、重量は約6.5kg。パソコンとの接続インターフェースはUSB 1.1。

なお、複合機4製品共通のオプションとして、無線LAN経由での印刷が可能となる無線プリントアダプター『PA-W11G』も用意される。準拠する無線LAN規格はIEEE 802.11b/g、サポートするセキュリティー規格は64/128bit WEPとWPA-Personal。インターフェースは、プリンターとの接続用、および設定時のパソコン接続用のUSB 1.1ポートを2つ持つ。本体サイズは幅45×奥行き129×高さ145mm、重量は約0.5kg。

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