東芝の新型ポータブルデジタルオーディオプレーヤー“gigabeat Fシリーズ”の最上位モデル『gigabeat F60』 |
(株)東芝は27日、HDD内蔵のポータブルデジタルオーディオプレーヤー“gigabeat(ギガビート)”の新製品として、容量が10/20/60GBの1.8インチHDDを内蔵し、2.2インチのカラーTFT液晶ディスプレーと大きな十字ボタンを前面に配置する“gigabeat Fシリーズ”3機種7モデル(カラーバリエーションを含む)を発表した。主なスペックと発売予定日、同社直販サイトでの予定販売価格は以下のとおり。また、同時に薄型コンパクトのポータブルデジタルオーディオプレーヤー“gigabeat Gシリーズ”の新製品として、10GB HDDを内蔵する新モデル“同 G10”(2モデル)も発表された。
gigabeat Fシリーズ
- gigabeat F10
- 11月下旬発売予定/オープンプライス/直販価格 3万9800円(予価)
- ・型番:MEGF10(W)/本体カラー ホワイト
- ・MEGF10(L)/ブルー(限定色)
- ・MEGF10(P)/ピンク(限定色)
- gigabeat F20
- 11月下旬発売予定/オープンプライス/4万4800円(予価)
- ・MEGF20(S)/シルバー
- ・MEGF20(L)/ブルー(限定色)
- ・MEGF20(P)/ピンク(限定色)
- gigabeat F60
- 12月上旬発売予定/オープンプライス/6万4800円(予価)
- ・MEGF60(XS)/シルバー
gigabeat Gシリーズ
- gigabeat G10
- 11月下旬発売予定/オープンプライス/3万4800円(予価)
- ・MEG101(K)/コスモブラック
- ・MEG101(R)/バーニングレッド(限定色)
『gigabeat F10』ホワイト | 『gigabeat F10』ブルー | 『gigabeat F10』ピンク |
gigabeat Fシリーズは、“Friendly Design(親しみやすいデザイン)”“Fun(楽しい)”“Full Function(必要とする全機能を搭載)”といった意味を込めた、新デザインの筐体を採用するHDD内蔵デジタルオーディオプレーヤー。大型十字ボタンの操作系“プラスタッチ”と240×320ドット/約26万色表示のカラー液晶ディスプレーによるガイド表示連動のユーザーインターフェースを搭載し、片手で持ちながら操作しやすい縦長デザインを採用する。同社では、携帯電話ライクな操作で曲選択が行なえる、としている。音楽再生機能として、新たにヘッドフォンで3Dサラウンド音響が楽しめる“SRS WOW”を搭載する。
『gigabeat room』の画面 |
また、パソコンを使って音楽CDから楽曲データを取り込む際にも、オプションのクレードル(F60では標準添付)と新開発の付属アプリケーション『gigabeat room(ギガビートルーム)』により、簡単な操作を実現するという。具体的には、クレードルの前面右下にある“RipRec(リップレック)ボタン”を押すだけで、オーディオキャプチャー、インターネット経由での楽曲情報の取得(あらかじめインターネットに接続している場合)、gigabeatへのデータ転送という一連の動作が自動的に行なわれる。また、左下の“Sync(シンク)ボタン”を押すと、パソコンの指定フォルダーとgigabeat内の音楽データの同期がワンタッチで行なえる。gigabeat roomの対応OSはWindows 2000/XP。
『gigabeat F20』をオプションのクレードルにセットしたところ |
そのほか、クレードルにはACアダプター端子/オーディオ出力端子(φ3.5mm)/USB 2.0端子(パソコンとの接続用)/USB 1.1ホスト端子(USB LANアダプター接続用)およびUSB⇔オーディオ出力の切り替えスイッチを備える。
なお、gigabeat F60はgigabeat Fシリーズの最上位機種という位置づけで、USBクレードルが付属し、HDDの容量が60GBに増やされているほか、HDD自身も流体軸受けタイプを採用して静音化を図っている。外装についても、F10/F20では樹脂カラープレートの本体前面パネルをアルミプレート(スピンヘアライン仕上げ)に、側面のアルミボディー(F10/F20も側面にはアルミボディーを採用)をホワイトパール塗装仕上げに変更している(F10/F20はホワイトアルマイト仕上げ)。
『gigabeat F20』シルバー | 『gigabeat F20』ブルー | 『gigabeat F20』ピンク |
電源は専用リチウムイオン充電池で、再生時間は約11時間。対応オーディオファイル形式はWMA/MP3/WAV、サンプリング周波数は22.05~48kHz、ビットレートは16kbps~320kbps(可変ビットレート対応)。本体サイズと重量は、幅63×奥行き106×高さ16(F10/F20)または19(F60)mm/160g(F10/F20)または170g(F60)。収録可能時間は、ビットレート128kbpsの参考値として、F10が約166時間、F20が約332時間、F60が約996時間。
『gigabeat G10』コスモブラックモデル | 『gigabeat G10』バーニングレッドモデル |
同時発表のgigabeat G10は、今年6月に発表された『gigabeat G5/G22/G40』のラインナップに追加されるモデル。HDD容量が10GBのほか、仕様に変更はない。対応オーディオファイル形式はWMA/MP3/WAV、サンプリングレートやビットレートはgigabeat Fシリーズと共通。電源は専用リチウムイオン充電池で、連続再生時間は約11時間。収録可能時間は同条件で約166時間。本体サイズと重量は、幅76.5×奥行き89.5×高さ12.7mm/138g。