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“goo”とのコラボCMで話題作り――映画『SURVIVE STYLE5+』初日舞台挨拶に豪華キャスト

2004年09月26日 18時00分更新

文● 編集部 小板謙次

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25日、映画『SURVIVE STYLE5+』が公開となり、東京・六本木の六本木ヒルズ内映画館において舞台挨拶が行なわれた。この映画は、エヌ・ティ・ティ レゾナント(株)が運営するポータルサイト“goo”で公式ページが公開されており、17日から24日まで放送されていたgooとのコラボCMも話題を集めていたもの。美女に囲まれて踊る阿部寛さんが「はじめて踊っちゃったよ。僕のダンスをもっと見たければ映画館へ、メイキングが見たければgooへ」とにやけて話しかけたり、妻子が呆気にとらっれるなかスーツ姿で鳥の真似をし続ける岸部一徳さんが「なんで私がこんなことをしているのか、知りたい人は映画館へ来てください。映画には興味がないが私に興味があるの人はgooへ」とコメントするなど斬新なCMが記憶に新しい。

公開初日の舞台挨拶。左から多田琢氏、岸部一徳さん、橋本麗香さん、浅野忠信さん、阿部寛さん、関口現氏
公開初日の舞台挨拶。左から多田琢氏、岸部一徳さん、橋本麗香さん、浅野忠信さん、阿部寛さん、関口現氏

そもそも『SURVIVE STYLE5+』は企画・原案・脚本をCMプランナーとして有名な多田琢氏が、監督にはCMディレクターの関口現氏があたっている点がユニークだ。多田氏は浅野忠信さんがスーツ姿で乱入してくる富士ゼロックス(株)やダチョウがゲレンデを滑りまくる東日本旅客鉄道(株)(JR東日本)のCMを手がけ、関口氏は(株)WOWOWの企業広告“走る女”でカンヌ国際広告祭の銀賞を受賞し、多田氏ともコンビで多くのCMを制作している。そんな2人が作った今回の映画は、インパクトがある5つのストリーから構成されている。自分を鳥と思い込んで生活する男、何度殺しても凶暴さをパワーアップして蘇る妻など非現実的な世界でユーモラスな内容。キャストも浅野忠信さん、橋本麗香さん、小泉今日子さん、阿部寛さん、岸部一徳さん、麻生祐未さん、千葉真一さんなど豪華だ。

企画・原案・脚本を担当した多田琢氏監督の関口現氏

舞台挨拶に登場したのは多田琢氏と関口現氏のほか浅野忠信さん、橋本麗香さん、阿部寛さん、岸部一徳さん。多田氏は「CMの場合、撮影してから1ヵ月後にはテレビで放送されるが、この映画を撮影したのは1年前。すごい過去のような気がする。が、その分この日をわくわく楽しめた」と満員の客席を見ながら語った。一方の関口氏は「映画を撮影したのははじめて。この舞台挨拶もはじめて」と雰囲気に慣れないようす。CMと同様セットや衣装が凝っている点に話が及ぶと「CMでは常にそう。必然的に凝った形になった。けど、それを長く続けるのは難しかった」と振り返った。

浅野忠信さん 阿部寛さん
浅野忠信さん。「乱闘シーンでは一発パンチもらってビックリびっくりしましけど、気持ちよかったです(笑)」阿部寛さん。「今までで最高にやりすぎた役でした」
橋本麗香さん 岸部一徳さん
橋本麗香さん。「一発(浅野さんを)殴っちゃったところが申し訳ないなと思って…」岸部一徳さん。「セリフはポッポッポッだけなんだけど(笑)。やってるうちに面白くなって…」

殺しても凶暴になって蘇ってくる妻を、なおも殺そうとする男を演じた浅野忠信さんは「1年前に撮った作品だが強烈な話だったので、どう観てくれるのかなと期待していました」と話し、その妻を演じた橋本麗香さんは「樹海で引き回されたりとか貴重な体験をさせていただきました(笑)。一発(浅野さんを)殴っちゃったところが申し訳ないなと思って…」「でも、私には兄がいて、小さいころからワザをかけられることが多かったので、今回は逆にかけるほうだったので楽しませていただきました(笑)」と振り返った。人気催眠術師を演じた阿部寛さんは「今回のこの役は、過去最高のやりすぎた役です。背伸びして頑張れたかなと思ってます」と話し、CMにも登場したダンスシーンについて「僕ダンスがまったくダメで何日か練習したんですけど、あまりうまくならなかったなかなぁ」とコメントした。催眠術にかけられた自分を鳥だと思い込んで暮らす父親を演じた岸部一徳さんは「鳥の歩き方を練習しました(笑)。何がいいのかと思って…」と話すと会場から笑いが。「でもセリフはポッポッポっだけなんだけど、やってるうちに面白くなってきて…、まあ一生に一度の役ですね」と語った。

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