チップセットに“i915G”を採用したShuttle製キューブ型ベアボーンPC「SB81P」が本日発売となった。サンプル展示は今年7月にはじまっていたが、それから2カ月あまり経っての販売開始。“i915”を搭載するキューブ型ベアボーンPCとしては、AOpen製「XC Cube EX915」がすでに登場している。
Shuttle製“i915G”キューブ型ベアボーンPC「SB81P」 | ケースを左右に貫くダクトが特徴 |
最大の特徴はCPUの冷却機構で、本体右側から吸気し、クーラーを経て反対の左側に排気するダクトを採用。もちろんケースの両サイドには専用の通風孔が設けられている。システム全体で搭載するファンの数は、CPUの冷却に2基(ダクト1、クーラー1)、電源の排気用に1基、ケース背面に2基と、計5個のファンを搭載するにいたっている。
本体サイズは320(L)×210(W)×220(H)mm。フロントは上部からカードリーダ/ライタ、扉付きの5インチベイ、押すと開く扉の3.5インチベイ、USB2.0やIEEE1394などのフロントアクセスポートとなる。3.5インチシャドウベイは2基となっており、前述の3.5インチベイも使用すれば、計3台の3.5インチHDDが搭載可能となっているのも特徴だ。
その他の仕様は、拡張スロットがPCI Express×16が1、PCIが1、DDR400対応のDDR DIMMが2という構成で、Serial ATA RAID(ICH6R)ポートが4、VGA、サウンド、IEEE1394、ギガビットイーサネットなどがオンボード。電源容量はタワー型並の350W。CD-ROM読み出し48倍速、DVD-ROM読み出し16倍速のDVD-ROMドライブが付属し、価格はTWOTOP秋葉原本店で4万7780円、ZOA 秋葉原本店とアークで4万8300円。このほかクレバリー1号店、OVERTOPで明日入荷予定とのこと。
ダクトにはファンも搭載。システム全体で計5基のファンを備える | 16倍速DVD-ROMドライブが付属 |