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エイベックス、CCCDからスーパーオーディオCD/DVDビデオへ移行――iPod効果か?

2004年09月17日 17時16分更新

文● 編集部

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エイベックス(株)は17日、22日に発売する音楽CDから、コピーコントロール機能を施すかどうか商品ごとに弾力的に決定していくことにしたと発表した。今後、同社では、スーパーオーディオCDやDVDオーディオの採用を進め、スーパーオーディオCDはCDとの、DVDオーディオはDVDビデオとのハイブリッド仕様を採用し、5.1chサラウンド対応の音源を収録するなど、音楽コンテンツを複数の形式で提供するという。

今回CCCDの採用を弾力化する理由のひとつには、アップルコンピュータ(株)のポータブルオーディオプレーヤー『iPod』『iPod mini』を始めとするHDD内蔵プレーヤーの普及が見込まれることを挙げており、同社では、CDからパソコンに取り込んだり音楽配信サービスからダウンロードしたりした音楽ファイルをHDDプレーヤーに移して聞くという、新しい音楽の楽しみ方に対応するとしている。

また、著作権保護に対応したパソコンへの音楽取り込み、HDDオーディオプレーヤーへの転送、CD-Rへのコピーが可能な新しいDRM(Digital Rights Management)技術が開発されれば、積極的に導入を検討するとしている。

ちなみに、同社が販売しているCCCDは、イスラエルのMidbar Tech社の“Cactus Data Shield方式”を採用しており、楽曲をパソコンに取り込めない、音楽CDの規格外の仕様であるため再生できないCDプレーヤーがある、パソコンのCDプレーヤーソフトで再生できない、付属する専用プレーヤーが使いにくい、Mac OS版の専用プレーヤーがない、処理能力の低いパソコンでは正常に再生できないなどの問題点が、消費者や、音楽CDプレーヤー/CDドライブのメーカーなどから指摘されていた。

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