日本ヒューレット・パッカード(株)は13日、ネットワークストレージ“NAS(Network Attached Storage)”のエントリーモデル“HP StorageWorks(ストレージワークス) NAS 500s”を発表した。“HP Directplusオンラインストア”、HP Directplusコールセンター、販売代理店を通じて同日より販売する。
“HP StorageWorks NAS 500s” |
“HP StorageWorks NAS 500s”は、中小/中堅企業のビジネスの効率化をサポートするという同社のコンセプト“スマートオフィス”に基づいたファイルサーバー専用機。ハードウェアは、IAサーバー“HP ProLiant ML110”をベースにしており、ハードウェアRAIDカード(RAID 5)による冗長化が図られているのが特徴。メモリーは4GBまで搭載可能。ネットワークインターフェースは10/100/1000BASE-Tをサポートし、 拡張スロットは、64bit/66MHz PCI-X×3、32bit/33MHz PCI×2を搭載する。本体サイズは幅430×奥行き200×高さ55.0mm、重量は16.8kg。OSはWindows Storage Server 2003をプレインストールし、ネットワーク接続をサポートする『Rapid Launch』や、OS/アプリケーションを初期状態に復旧する『クイックリストア』などのユーティリティーが標準で付属する。
Celeron-2.80GHz/256MBのメモリー/320GBのHDD(80GBのシリアルATA対応HDD×4)を搭載した『HP StorageWorks NAS 500s 320GBモデル』と、Pentium 4-3.20GHz/1GBのメモリー/1TBのHDD(250GBのシリアルATA対応HDD×4)を搭載した『HP StorageWorks NAS 500s 1TBモデル』の2製品をラインアップする。価格は320GBモデルが19万9500円、1TBモデルが37万8000円。
同社ではWindows NTサーバーからの買い換えを検討している企業などを主なターゲットとして販売するという。また、発売を記念して、1TBモデルに、トレンドマイクロ(株)のウイルス対策ソフト『Server Protect』を無償バンドルするキャンペーンを実施する。期間は10月31日まで。