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キヤノン、光学解像度4800dpiのA4フラットベッドスキャナー最上位モデル『CanoScan 9950F』などを発売

2004年09月08日 15時06分更新

文● 編集部 佐久間康仁

キヤノン(株)とキヤノン販売(株)は8日、同社のフラットベッドスキャナーの最上位モデルとなる『CanoScan 9950F』と、実売価格2万円台のCCDスキャナー『CanoScan 8400F』を18日に発売すると発表した。価格は本製品よりオープンプライスを採用し、編集部による予想実売価格は9950Fが4万5000円前後、8400Fが2万6000円前後。

矢田さんパンフ1 実売2万円台でCCD方式&光学解像度2400dpiを実現した『CanoScan 8400F』
A4フラットベッドスキャナーの最上位モデル『CanoScan 9950F』実売2万円台でCCD方式&光学解像度2400dpiを実現した『CanoScan 8400F』

CanoScan 9950Fは、2003年2月に発売した光学解像度3200dpiのA4フラットベッドスキャナー『CanoScan 9900F』の後継機種にあたり、キヤノンとして初の光学解像度4800dpiを実現したフラッグシップモデル。35mmフィルムから4×5サイズの大判フィルムといった透過原稿(ネガ/ポジフィルム)、および反射原稿まで幅広い用途で高品質なスキャン環境を提供するべく改良を重ねたという。

新開発の大判用フィルムガイド
新開発の大判用フィルムガイド

具体的には、

  • 35mmスリーブ(コマごとに切り出していない連続したフィルム)を一度に30枚連続スキャンできる新型フィルムガイドを付属
  • 35mmマウント(フィルムに直接触れないように、1コマ分ずつ切り出してアダプターで挟み込んだ状態)を12枚連続スキャン可能なフィルムガイドを付属
  • 縦横のサイズを自由に切り替えられる2種類の大判用フィルムガイドを付属
  • キズやほこりなどを赤外線と可視光の2重スキャンによって除去する画像処理技術“FARE(Film Automatic Retouching and Enhancement、フェア)”に、逆光補正機能を追加した“FARE Level 3”を搭載
  • A4サイズほぼ全面を照らす移動式光源と広口径の“ST(Super Tonic)レンズ”を採用し、透過原稿の読取速度を向上

などの機能強化が図られている。

合計4種類のフィルムガイドは、35mmフィルムなら最大30枚、ブローニーは最大6×22cmの2スロット、4×5インチ用フィルムフォルダーには同時に最大6×9cmサイズまで対応するシャッター(サイズ可変式アダプター)を用意。特にサイズ可変のシャッターは、ユーザーの声を反映して、従来の左右のみ固定から上下左右の四辺を固定する新開発のアダプターに変更した。また、プレビュー画面から複数のスキャン領域を指定可能となっている。指定可能な個数は、透過原稿の自動/手動クロップでは30コマ、反射原稿の手動クロップでは10コマまで。自動クロップで領域指定した結果を手動で再配置や取り消すこともできる。なお、これら複数クロップ機能は、付属のスキャンユーティリティー『ScanGear CS 10.3』で利用可能。

FARE Level 3は、現像後に判明した逆光によって被写体が暗く写ってしまった写真を、スキャン時の読取補正機能によってより鮮明に映し出すもの。ポジ/ネガの両方に対応する。フィルム全体の明るさを上げるのではなく、黒つぶれした領域のみ補正(同社は“差動補正”と呼称)するため、全体が白けることがないという。

従来より大口径の新開発“STレンズ”(右)を採用
従来より大口径の新開発“STレンズ”(右)を採用

読取速度の向上は、上記ハードウェアの改良(光量を約2倍照射し、レンズの明るさを向上)のほか、ウォームアップ時間の短縮(9900Fの約80秒から50~60秒程度に)、読取/現像ソフトウェアの改良(反射原稿の場合、キャリブレーション時間を除き約3.6秒でプレビュースキャン可能)、などにより実現している。

付属の読取/編集ソフト『CanoScan Toolbox』も同 4.9にバージョンアップし、新たに透明テキストを添付したPDFファイルの作成が可能になるなど、PDFを利用したドキュメント管理機能が強化された。透明テキストの添付により本文などからの検索が可能になったほか、CanoScan Toolbox 4.7(2004年5月発売の『CanoScan 5200F』などに添付)以降で作成したPDFファイルに同 4.9で読み込んだページを追加して複数ページに渡るPDFファイルが作成可能になった。後からページの順番の入れ替えも行なえる(ただし、ページの追加/入れ替えができるのはCanoScan Toolbox 4.7以降で作成したPDFに限られる)。

『ScanGear CS』で最大30コマをべた焼きのように印刷可能
付属のスキャンユーティリティーソフト『ScanGear CS』を使って、最大30枚の35mmフィルムを一度にスキャンし、べた焼きのように印刷することも可能

このほか、A4サイズを超える大判原稿を半分ずつ読み取って1枚の大きな画像にする“画像張り合わせ機能”を新たに搭載。最大A3サイズの原稿の読取が可能となる。

主なスペックは、入出力がRGB各16bit(各8bit出力にも対応)。再現可能な色空間は、sRGBとAdobe RGBをサポート。読取解像度は4800×9600dpi、ソフトウェア補間による最大19200dpiでの保存が可能。読取速度は、カラー/グレースケール/モノクロともに1ラインあたり11.0ms(4800dpi)、フィルムは1ラインあたり5.5~88.0ms。

インターフェースはUSB 2.0(Hi-Speed)とIEEE 1394a(400Mbps)を搭載。対応OSはWindows 98/Me/2000/XP、Mac OS X 10.1.3以降/10.2以降(いずれもネイティブモード対応)で、接続するインターフェースなどにより異なる。本体には、1タッチでアプリケーションの起動とスキャン実行が行なえる“4つのEZボタン”を搭載。COPY/SCAN/PDF/E-MAILという機能別の専用ボタンが用意されている(従来のFILEボタンに代えて新たにPDFボタンを搭載)。電源は付属ACアダプターを使用し、消費電力は動作時最大28W/待機時6W。

本体サイズと重量は、幅290×奥行き509×高さ128mm/約5.6kg。アプリケーションとして、上記のスキャンユーティリティーソフト/編集ソフトのほか、画像編集ソフト『PhotoStudio 5.5』(Macintosh用には『PhotoStudio 4.3』)、フォトレタッチソフト『Adobe Photoshop Elements 2』、およびOCRソフト、名刺管理ソフト、Adobe Readerなどが同梱される。


CanoScan 8400Fは天面カバーの光源が異なるため9950Fとはデザインが異なる
CanoScan 8400Fは、天面カバーの光源が異なるため、9950Fとはデザインが異なるほか、カラーリングもシルバーがベースで違った印象を受ける

同時発表の『CanoScan 8400F』は、光学解像度3200dpi(ソフトウェア補間で最大19200dpi)のCCDタイプ上位モデルで、光学系(レンズや光源など)はCanoScan 9900Fを継承し、現像モジュールはCanoScan 9950Fと同様の新規設計となる。天面の光源装置などの違いから、付属のフィルムガイドで一度にスキャンできる枚数は、35mmフィルムが最大12コマ、35mmマウントが最大4コマとなる。2003年9月発売の『CanoScan 8200F』と比較して、ネガフィルムの読取速度を向上したのが特徴。具体的には、2400dpi(8200Fの最高解像度)での読み込み時に1.7倍の高速化を実現したという。読取速度は、カラー/グレースケール/モノクロともに1ラインあたり10.8ms(3200dpi)、フィルムは1ラインあたり10.8~54.0ms。9950Fと同じくキズ/ほこり除去に加えて、新たに逆光補正機能を追加した“FARE Level 3”を搭載する。

インターフェースはUSB 2.0(Hi-Speed)を搭載。対応OSはWindows 98/Me/2000/XP、Mac OS X 10.1.3以降/10.2.7以降(いずれもネイティブモード対応)で、接続するパソコン側インターフェースによって異なる。本体には9950Fと同様のEZボタンを装備。

本体サイズと重量は、幅278×奥行き500×高さ122mm/約4.4kg。電源は付属ACアダプターからの供給で、消費電力は動作時最大20W/待機時4.5W(電源オフ時0.5W以下)。付属ソフトは、ScanGear CS 10.2(領域指定の個数などが異なる)、CanoScan Toolbox 4.8(8400Fの光学系に最適化、PDF作成や大判原稿の張り合わせ機能は同 4.9と同等)、PhotoStudio 5.5/PhotoStudio 4.3、Adobe Photoshop Elements 2、OCRソフト、名刺管理ソフト、Adobe Readerなど。



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