(株)ネットケアは30日、セキュリティーパッチをLAN内のパソコンにリモートで適用するサービス“セキュリティパッチ集中管理サービス PatchCare”を9月1日に開始すると発表した。
“セキュリティパッチ集中管理サービス PatchCare” |
PatchCareは、マイクロソフト社のセキュリティー問題修正プログラム“HotFix”において、“緊急”と“重要”に分類されるものを、企業内LANに接続されているパソコンにリモートで適用するサービス。企業の拠点とネットケアオペレーションセンターはVPNで接続される。適用対象となるパソコンの対応OSはWindows XP ProfessionalとWindows 2000 Professionalで、あらかじめエージェントソフトのインストールが必要。
PatchCareでは、脆弱性とHotFixに関する情報が公開され次第、- ネットケアから契約した企業へHotFix情報を報告
- 企業のシステム管理者からの適用の指示
- パッチ適用による不具合の報告がないことを確認
- エージェントソフトがインストールしてある企業ネットワーク内のパソコンに対して適用作業を実施
の手順で作業を行なうという。ソフトの配信には日本アタッチメイト(株)のデスクトップ管理ツール『NetWizard(ネットウィザード)』の技術を利用しているという。
初期費用は、契約者拠点ごとに30万円(税別)のほか、管理対象パソコン1台につき、300台まで3900円、1000台まで3400円、1001台以上は2900円(税別)が必要。月額費用は、契約者拠点ごとに3万円(税別)で、管理対象パソコン1台につき、300台まで900円、1000台まで800円、1001台以上は700円(税別)。
同社では、PatchCareにより、システム管理者の作業を軽減できるとともに、ファイヤーウォールやウイルス対策ソフトと併用することで、セキュリティーホール攻撃に有効な対策をとれるとしている。