ソニーマーケティング
オープンプライス
稲垣智実ちゃん。生年月日:1979年6月9日生まれ。出身:埼玉県。身長:150cm。スリーサイズ:83-59-84cm。血液型:O型。趣味:お笑い鑑賞と歌。芸歴:EZweb公式サイト“桃色☆アイドル一週間” |
“ASCII24 Club ポートレート”では、毎月決まったデジタルカメラなどにスポットをあて、プロカメラマンがモデルの女の子とともに、操作感や画質などをレビューします。8月はソニーマーケティング(株)の“サイバーショット”「DSC-F88」にスポットを当て、前回(こちらの記事参照)は回転レンズ機構を使った撮影などを紹介しました。今週は、DSC-F88のコンバージョンレンズを使った作例を紹介するほか、後半では今月発売されたハンディカム「DCR-PC350」の静止画撮影機能をチェックします。カメラマン(レビュアー)は小林 伸氏で、小林氏の作例とともに、カジュアルなデジタルカメラユーザー代表(!?)として智美ちゃんによる作例も掲載します。
写真に“奥行き感”を持たせられる
ワイドコンバージョンレンズ
DSC-F88は光学3倍ズームレンズを搭載するが、それでもワイド端は38mm(35mmフィルム換算)。狭い部屋に大勢が並んだ集合写真や風景の写真などのダイナミックな“奥行き感”を求めるような撮影は、あまり得意ではない。こうした状況では、純正アクセサリーのワイドコンバージョンレンズ「VCL-07FEB」(希望小売価格8400円)の使用をおすすめする。DSC-F88への取り付けはいたって簡単で、回転レンズ部分に覆うようにしてはめ込むだけである。1~2秒程度の手間はなのに効果は絶大で、28mm相当(35mmフィルム換算。倍率は0.77倍)の画角で景色を存分に取り込める。回転レンズ機構を活かせば、例えば“レインボーブリッジと私”のように背景ごと自分を撮ることも可能だ。
VCL-07FEB | 本体にVCL-07FEBを装着したところ |
智美ちゃんによる作例。「カメラを顔にすごく近づけても背景が入っちゃうんですよ。お部屋の中で撮る時は、片付けてから撮影しないとダメですね(笑)」(智美ちゃん)(DSC-F88で2592×1944ドットで撮影したものを、640×480ドットにリサイズ) |
そのほか、今回使用しなかったが、DSC-F88向けのオプション製品としては、防滴加工が施されたソフトケースの“スポーツジャケット”「SJK-FEC」(希望小売価格3675円)や、三脚とクリーニングクロスがセットになった“ トラベルキット”「VCT-MTK」(希望小売価格3150円)などが用意されている。海辺やプールサイドでの撮影では、水しぶきはもちろん、砂や塩分を含んだ潮風も、カメラの接合部分のちょっとした隙間に入り込んで接触不良や動作不良を引き起こすことがある。こうしたロケーションでの撮影時には、用心のためにSJK-FECを用意しておくといいだろう。
VCT-MTKは、DSC-F88の“シーンセレクション機能”を使い込めば込むほど必要になるかもしれない。例えば“打ち上げ花火モード”での撮影などは、シャッターが長い時間開いたままになるため手ブレしやすい。当然手で支えているだけではうまく撮影できないだろう。開脚伸長が約18cmとあまり高くはならないのだが、それは近くにある石の上に置いたり、積み上げた箱のうえに置くなどして対応しよう。三脚には雲台(カメラを取り付ける部分)がついているので、アングルの微妙な調整がしやすい。ちなみに、ソニーマーケティング(株)のオンラインショップ“ソニースタイル”で販売されている“吉田カバン”のキャリングケース(ソニースタイル販売価格9800円)は、ワイドコンバージョンレンズも収納できる。ケースは、ワイドコンバージョンレンズを入れるポーチは別の構造になっているので、本体だけ持ち歩く場合にはそれを取り外して使える。
吉田カバンのキャリングケースは、2つのポーチが横に並んだデザインになっている。向かって左がワイドコンバージョンレンズ用のポーチ、右が本体用のポーチで、ワイドコンバージョンレンズ用のポーチを使用しない場合は取り外しが可能。取り付ける場合は、ワイドコンバージョンレンズ用ポーチの側面についている短いベルトを、本体用ポーチの側面のベルト通しにさし、ホックで止める |