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インタービデオ、初心者向けDVDオーサリングソフト『Instant Movie Maker』を発売

2004年09月21日 20時12分更新

文● 編集部 新海宏一郎

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インタービデオジャパン(株)は21日、動画ファイルを用意するだけで、動画編集やDVDの予備知識がなくてもDVD-Videoを作成できる初心者向けDVDオーサリングソフト『Instant Movie Maker(インスタント ムービー メーカー)』を10月1日に発売すると発表した。価格は6279円。

『Instant Movie Maker』パッケージ画像『Instant Movie Maker』

『Instant Movie Maker』は、動画素材を指定して実行ボタンを押すだけで自動的にDVD-Video形式の動画ファイルの保存、もしくはDVD-Videoの作成(記録型DVDドライブが必要)ができる、簡易操作のDVDオーサリングソフト。 従来、動画の編集は、動画のキャプチャー、シーンの検出、ビデオの分割、トランジションの追加、BGMの追加、背景の作成、キャプチャーの設定など多くのステップがあり、作成に時間がかかるほか、予備知識のない初心者には敷居の高いものであった。 これに対して同ソフトは、

  1. 動画のキャプチャーもしくはHDD内にある動画ファイルの選択
  2. 背景やトランジションがあらかじめ設定されている“ムービースタイル”の選択
  3. 動画の書き出し先の指定

という3ステップのウィザード形式で作成できるのが特徴。

画面
素材、スタイル、BGMの選択画面

同ソフトでの自動作成は、BGM(ムービースタイルに含まれるものを選択、もしくはユーザーが用意したオーディオデータを指定)のテンポに応じて動画を短時間ごとに切り出し、音楽の変化に応じて場面転換(トランジションエフェクト)などを自動設定するというもの。シーンの前後の入れ替えはできない。 ムービースタイルは、映画をイメージした“Cinematic”や休日をイメージした“Holiday”など10種類以上を用意し、今後追加を検討しているという。 なお、動画の長さは、ユーザーまたはソフトが用意したBGMやムービースタイルで設定されている時間、ユーザーが指定した時間で編集され、設定したBGMが動画の長さより短い場合は自動的にループされる。 撮影した動画の音声はムービースタイルなどのBGMと一緒に記録され、音量レベルはユーザーが指定したレベルで設定可能。 そのほか、素材には動画のほかに静止画も指定でき、静止画のBGM付きスライドショーも作成できる。

DVDへの書き込みは、同ソフトで編集した動画のほかに、DVカムコーダーなどからの入力にも対応する。書き込み方法は、書き出しメディアの確認、入力デバイス(HDD/DVカムコーダーなど)の選択、メニューの選択、書き込み実行の4ステップのウィザード方式を利用している。なお、DVカムコーダーから入力した動画は、同ソフトでは編集できず記録型DVDメディア(DVD-Video形式)もしくはCD-R/RW(ビデオCD形式)に直接書き込まれる。

入力フォーマットは動画がMPEG-1/MPEG-2/DV-AVI、静止画がJPEG/BMP、音声がWAV/MP3。出力フォーマットはDVD-Video/ビデオCD形式。対応機種はPentium III-600MHz以上を搭載したモデル。対応OSはWindows 2000(SP3)/XP SP1。書き出し可能なメディアはDVD±RW/±R/-RAM、CD-R/RW。



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