先週のトピックといえば、AMDの新CPU“Sempron”の登場。これまでの“Duron”に代わりAMDのローエンドを担うシリーズだ。先週登場したのはSocket A対応の“Sempron-2400+”から“Sempron-2600+”までの3種類。より上位の“Sempron-2800+”、下位の“Sempron-2300+”“Sempron-2200+”も今週より順次販売がはじまる見込みだが、これらはいわば旧世代のSocket A環境を生かすための製品。注目は何と言ってもSocket 754対応“Sempron-3100+”だ。Socket 939の登場により最新とは言えなくなってしまったものの、まだまだ現役のSocket 754プラットフォームを利用し、Athlon 64より安価に環境を揃えられるということで人気を呼びそうなCPUだ。
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AMDの新CPU“Sempron”。まず“Sempron-2400+”から“Sempron-2600+”までの3種類が登場 |
また夏の盛りということで冷却関連パーツの動きが活発になっているが、先週はGigabyte製と岡谷エレクトロニクス製の新型CPUクーラーが登場している。前者はCPU周囲のパーツの冷却を考えた構造、後者は同社お馴染のヒートレーンを採用しつつ、冷却ファンを併用し一般的なクーラーと同様のサイズに小型化しているのが特徴となっている。
なおランキングでは、お盆を挟んだ期間の集計ということで、特価情報や「50人に聞きました」といった夏休み特別企画が上位を独占する結果に。
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Gigabyte製新型クーラー「3D Rocket Cooler Pro」。スカートのようなダクトが追加されている | | 岡谷エレクトロニクス製クーラー「FCS-50」。巨大なファンレスヒートシンクでおなじみの同社だが、今回は一般的なクーラーと同様のサイズに小型化されている |