『EX-S100』 |
カシオのデジタルカメラ“EXILIM”シリーズのラインナップ
- マニュアル撮影が可能な上級者向けモデル“EXILIM PRO”シリーズ
- 『EX-P600』 継続販売
- 光学3倍ズームを搭載したコンパクトモデル“EXILIM ZOOM”シリーズ
- 『EX-Z55』 新発売(予想販売価格:5万5000円前後、9月3日発売)
- 『EX-Z50』 新発売(予想販売価格:5万円前後、10月中旬発売)
- 『EX-Z40』 継続販売
- 『EX-Z30』 継続販売
- 光学2.8倍ズームを搭載したカードサイズモデル“EXILIM CARD”シリーズ
- 『EX-S100』 新発売(予想販売価格:5万円前後、9月25日発売)
今回の新製品で新たに搭載された共通の機能としては、
- “ビジネスショット”
- 斜めから撮影したスクリーンや名刺などを長方形に補正する機能
- “オートマクロ”
- マクロと通常撮影を自動的に切り替える機能
- “フラッシュアシスト”
- 暗所でのフラッシュ撮影時の光量を補う機能
- “アイコンガイド”
- 表示しているアイコンの説明をポップアップで解説する機能
“ビジネスショット”補正前 | “ビジネスショット”補正後 | |
“フラッシュアシスト”未使用時 | “フラッシュアシスト”使用時 |
などが挙げられる。
同社の営業担当によると、昨今のコンパクト薄型化の傾向により、直近のコンパクトデジタルカメラの国内シェア(4月~6月、ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(株)調べ)では第3位に位置しているという。今後、現在のシェアを維持しつつ、上位にいるキヤノン(株)やソニーマーケティング(株)に迫れるようなラインナップを展開していきたいとしている。なお、具体的な製品や時期については明らかにされなかった。
光学2.8倍ズームレンズを搭載したカードサイズデジタルカメラ
『EX-S100』
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『EX-S100』 |
『EX-S100』は、2003年10月に発表した『EX-S20』の後継機種のコンパクトデジタルカメラ。本体サイズは幅88.0×奥行き16.7(最薄部14.2mm)×高さ57.0mm、重量は約113g(本体のみ)と、S20(幅83×奥行き11.3×高さ53mm、重量が約78g)と比較して大きくなったが、光学2.8倍ズームレンズを搭載したデジタルカメラでは世界最小(同社調べ、25日現在)を実現したという。また、“EXLIM CARD”シリーズでは初めて超小型画像処理モジュール“EXILIMエンジン”を採用し、従来モデルと比較して高画質化/起動や再生の高速化/低省電力化を実現している。加えて、シャッターを一気に押し込むことでAFを機能させずにパンフォーカスでの高速撮影(レリーズタイムラグは最短約0.01秒)が可能な“オートパンフォーカス機能”や、人物や風景、夜景、文字などの23種類シーンモードを用意した“ベストショット23”などを搭載する。
ズームレンズには、高い屈折率(nd=2.08)が特徴の自社開発の透過性セラミックスレンズ“ルミセラ”を採用した。これにより、他のレンズを薄くすることができ、『EX-Z40』などで採用していたスライド機構を使用せずに薄いズームユニットを構成できるようになったという。また、S100のレンズユニットは同社製デジタルカメラのなかで最薄のレンズユニットを装備するZ40と比較して約3mm薄くなっている。本体最薄部の厚さはズームレンズを内蔵しながら約14.2mmとなり、ズームレンズを搭載していないS20(最薄部約11.3mm)と比較して約2.9.mm増に抑えている。なお、Z55(後述)のレンズユニットはZ40と同等のスライド式を採用する。
映像処理エンジン“EXILIMエンジン”は、ノイズが少なく美しい描写を表現できるという同社独自設計のLSIを採用するほか、約1.6秒の起動時間(電源投入から1枚目のシャッターが切れるまで)や、約0.01秒のリレーズタイムラグを実現する。そのほか同エンジンは省電力化にも有効で、独自の半導体プロセスと低電圧駆動システムにより約180枚(カメラ映像機器工業会CIPA準拠での測定値)の撮影が可能で、前モデルと比較して約10%向上しているという(バッテリーは従来と同等)。
S100の電池室とメディアスロット |
付属の“USBクレードル”に置いたところ |
アプリケーションとして、画像管理ソフト『Photo Loader 2.2』(Windows 98/Me/2000/XP対応)と『Photo Loader 1.1.7』(Mac OS 9対応)などが付属する。製品パッケージには、アプリケーションソフトを収録したCD-ROM、USBクレードル、USBケーブル、ACアダプター、ストラップなどが付属する。
さらに電池寿命を延ばした薄型コンパクトデジタルカメラ『EX-Z55』
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『EX-Z55』 |
『EX-Z55』は、薄型ボディーにズームレンズを内蔵した“EXILIM ZOOM”シリーズの最上位に位置付けられ、有効500万画素CCDを搭載したコンパクトデジタルカメラ。主な特徴は、1/2.5インチ有効500万画素CCDや2.5インチ液晶ディスプレーの搭載、約400枚撮影できる電池寿命の改良などが挙げられる。
Z55の液晶パネル。上部にファインダー用の窓がある |
Z55の電池室とメディアスロット |
付属の“USBクレードル”に置いたところ |
本体サイズは幅87.0×奥行き22.5×高さ58.0mm(最薄部19.7mm)、重量は約130g(本体のみ)。アプリケーションとして、画像管理ソフト『Photo Loader 2.2』(Windows 98/Me/2000/XP対応)と『Photo Loader 1.1.7』(Mac OS 9対応)などが付属する。製品パッケージには、アプリケーションソフトを収録したCD-ROM、USBクレードル、USBケーブル、ACアダプター、ストラップなどが付属する。
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『EX-Z50』 |
『EX-Z50』は、Z40とZ55の中間に位置付けされるモデル。Z40から撮像素子を有効500万(総525万)画素に、電池寿命を約390枚(Z40は約360枚)に変更したほか、新たに“ビジネスショット”や“フラッシュアシスト”などの撮影機能を搭載している。また、Z55から液晶ディスプレーを2.0インチ(8万4960画素)に、サイズを幅87.0×奥行き22.4×高さ57.0mm(最薄部19.7mm)に、重量を約121g(本体のみ)に変更している。そのほかの機能と仕様はZ55と同等となる。