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MZ-NH1

MZ-NH1

2004年08月13日 21時52分更新

文● 編集部 小板謙次

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MZ-NH1

ソニーマーケティング

オープンプライス
4万4800円(SonyStyle価格)

“SONY Flash on ASCII”
「MZ-NH1」はこちらから購入いただけます。画像をクリックするとアスキーとソニースタイルのコラボレーションサイト“SONY Flash on ASCII”に移動します。

 ソニーマーケティング(株)は7月10日、“Hi-MD(ハイエムディー)”規格に対応した“Hi-MDウォークマン”「MZ-NH1」「MZ-NH3D」「MZ-EH1」という3機種を発売した(ニュース記事はこちらを参照)。最下位モデルのMZ-EH1は再生専用機。MZ-NH3DはUSBポート搭載で、USB経由での楽曲記録やリムーバブルメディアとしての利用が可能。最上位機種のMZ-NH1はUSB経由での記録に加えて、外部マイクを使っての録音/再生も可能だ。筆者が今回購入したのは最上位モデルのMZ-NH1。“SonyFlash on ASCII”経由で、SonyStyleから4万4800で購入した。SonyStyleから購入すると3年間の保証が特別についてくるからだ。



MZ-NH1
“Hi-MDウォークマン”「MZ-NH1」
容量1GBの専用ディスク
容量1GBの専用ディスク

 “Hi-MD(ハイエムディー)”については、同社がすでに歌手・中島美嘉さんを起用したTV CMをオンエアしており、見聞きしたことがある読者も多いだろう。詳細は規格発表時の記事を参考にしていただきたいが、従来のMDと再生互換性を持ち著作権保護技術を採用した記録メディアの規格で、容量1GBの専用ディスクが実売約700円で発売されている。

 MZ-NH1の本体サイズは幅83.8×奥行き76.1×高さ16.7、重量は107g。アルミ製の筐体表面にはヘアライン加工が施され、高級感がある。表側の液晶パネルは、録音・再生状況、録音可能な残り時間など一連の情報が表示される点こそ従来から変更ないが、5×50mmと従来製品よりも横長になり、パネル面積を最小限に抑えている印象が強い。表面にはこのほか、停止ボタン/一時停止ボタン/録音ボタンしかなくすっきりとした仕上がりだ。ボリューム調整や確定ボタン、早送り、巻き戻しのスイッチは側面の集中コントロールキーに集約されている。このほか、同じ側面には“T MARK(トラックマーク、ユーザーが任意に設定できる頭だしポイント)”、グループ、MENUの各ボタンがある。隣にあるロゴ部分は充電式リチウムイオン電池の収納部になっている。

電池室と専用充電池 側面の集中コントロールキー
電池室と専用充電池側面の集中コントロールキー

 ちなみに、筆者がこれまで使っていたシャープ(株)の“ネットMDウォークマン”「MZ-N0」は底部に単三電池ソケット(付属)が装着できたが、今回のモデルはそうした機能(バッテリー増設機能)はない。となると気になるのが電池の持続時間だが、マニュアルによると、以下のようになっている。

電池の持続時間(専用1GBディスクを使ったHi-MDモードの場合)
使用状態 リニアPCMステレオ Hi-SPステレオ Hi-LPステレオ
録音 約6時間 約8.5時間 約9.5時間
再生 約10時間 約15.5時間 約18時間

 充電はACアダプターのほか、本体をパソコンに直結してUSBバスパワーでも行なえる。ACアダプターによる充電用アダプターはユニークな形状のものが同梱されるが、充電台に載せてしまうとUSB端子が隠れてしまうためパソコンとのケーブル接続ができず、データ転送などは行なえないので注意が必要だ。

付属の充電用アダプター
付属の充電用アダプター

 ヘッドホンの途中に設けられたリモコンは従来製品よりも幅広な新型で、液晶表示部も15×35mmと大きい。かな漢字表示に対応し(リモコンでは漢字での名前入力は不可能)、1枚のディスクに入力できる文字数はHi-MDモードの場合約5万5000文字、MDモードの場合は約1700文字となっている。リモコンの端にはジョグダイヤルを搭載しており、再生したい曲の選択やメニューの切り替えなどの操作が非常に楽だ。特に、再生する曲をジョグダイヤルで選択すると、液晶パネルには前後の曲名、つまり合計3曲分のタイトルが表示される。これが視覚的にとても選択がしやすくなっている。

リモコンの液晶パネルとジョグダイヤル リモコンの操作ボタン リモコンの裏側にあるボタン部
リモコンの液晶パネルとジョグダイヤルリモコンの操作ボタンリモコンの裏側にあるボタン部

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