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MSN、ブログサービス“MSN Spaces(MSNスペース)”の提供を発表

2004年08月04日 20時42分更新

文● 編集部 内田泰仁

マイクロソフト(株)は4日、同社の運営するインターネットポータルサイト“MSN”で、ブログサービス“MSN Spaces(MSNスペース)”(以下MSNスペース)の提供を開始すると発表した。本サービスは、携帯電話向けのホームページ作成/スペース提供サービス“魔法のiらんど”を運営する(株)ティー・オー・エス(以下TOS)との業務提携により、2社共同で運営を行なうという。提供開始は2004年秋の予定で、10日からβ版サービスが提供される。提供料金は無料。同日には都内でプレス説明会が開催され、同社執行役最高技術責任者兼米マイクロソフト社コーポレートバイスプレジデントの古川享氏らがプレゼンテーションを行なった。

パソコン用“MSN Spaces(MSNスペース)”の記事閲覧画面携帯電話用“MSN Spaces(MSNスペース)”個人ブログトップページの画面

ブログサービスでのユーザー(ブログを書くユーザーおよび見るユーザー)のシナリオ
“MSN”は、インターネットにおけるコミュニケーション分野の拡大を重要な戦略のひとつとし、“MSN Hotmail”や“MSN Messenger”といったコミュニケーションツール/サービスの展開に取り組んでいる。今回提供を発表したMSNスペースは、日記としての機能だけではなく、個人が情報を発信し、コミュニケーションを生み出すツールとして、コミュニケーション分野の機能強化を進めていくという。同社では、サービス開始後1年間で100万人のユーザー獲得を目指していくとしている。

MSNスペースは、MSNのサービスとしては初めて、パソコンだけでなく携帯電話向けにもサービスが提供される。現在の予定では、NTTドコモグループおよびKDDI/沖縄セルラーの“au”の端末をサポートするとしており、パソコンおよび携帯電話からのブログ作成/閲覧を可能とし、パソコンと携帯電話を利用しているユーザーへのアプローチを図るという。また、認証機能やコンテンツの巡回/監視などによる安全性の確保や、“MSN Hotmail”“MSN Messenger”との連携も行なっていくとしている。各ユーザーに提供されるディスク容量は10MB。また、導入時期は未定だが、パーソナライズ機能、デザインテンプレート(スキン)、“Windows Media Player”シリーズとの連動、Mac OS Xのサポートといった機能の拡張/追加を予定しているという。

本サービスにおける、マイクロソフトとTOSの大まかな業務分担は以下のとおり。

マイクロソフト
パソコン向け機能/企画の開発や運営を担当し、サービス全般の開発/運営、ユーザーサポート、セキュリティー対策、広告営業を行なう
TOS
携帯電話向け機能や企画を担当。また、警視庁ハイテク犯罪課などとも連携を図り、不適切なコンテンツ掲載を防ぐ“iPolice”を中心としたユーザーサポート支援やコンテンツ巡回/監視サイトパトロールを実施

マイクロソフトの執行役MSN事業部長、塚本良江氏TOSの代表取締役、谷井玲氏

今回のサービス提供の戦略などの解説を行なったマイクロソフトの執行役MSN事業部長の塚本良江氏は、「(マイクロソフトとTOSは)持っているノウハウ資産が違うため、(MSNスペースの展開においては)互いに補完しあう関係にある」と述べた。また、TOS代表取締役の谷井玲氏は、提携の申し入れは複数の企業からあったものの、「(コンテンツとサービスの)“健全性”“安全性”を堅持できるパートナー」であるとの理由からマイクロソフトとの提携を決定したと述べ、マイクロソフトとの提携により、従来の携帯電話向けサービスに加えて「パソコン分野との融合と、(パソコンと携帯電話の)相互乗り入れ」を実現するサービスの提供が可能になるとした。

マイクロソフト執行役最高技術責任者兼米マイクロソフト社コーポレートバイスプレジデントの古川享氏インターネットの技術革新の流れ。古川氏によると、ブログはXML/ウェブサービスの時代になって実現したサービスだという

学生向けオンラインコミュニティーウェブサイト“theSpoke Japan”の発表会でもコミュニティー作りの重要性を強調し、“コンピューターで人と人をつなぐ”を自身の活動のテーマとして掲げている古川氏は、双方向メディア、質の高いコミュニティーの基盤として期待されているインターネットではあるものの、実際には、ポータルからの一方向リンクや少数の有力サイトへのトラフィック集中といった“マス・メディア化”と、サイト数の爆発的増加と検索性の低下、掲示板やメーリングリストなどの“荒らし”問題、スパムメールやネット詐欺/犯罪の増加といった問題点が明らかになってきているとしている。同氏は、ブログの働きを「個人の考えを時系列でつづる仕組み」だとし、個人を中心とした情報の発信と、トラックバックやブログ間連携による「(情報発信者同士による)質の高いコミュニティー」(同氏)の自然形成を実現すると述べた。

ブログが提供可能になった技術的な背景として同氏は、HTMLをベースとしたウェブページにより“(HTMLの知識がある)個人が表現できる”ようになった状態から、技術の革新により、XMLをベースとしたウェブサービスによりプログラミングされたサービスの提供が可能となったことを挙げ、これにより、HTMLの知識がなくても簡単に個人がインターネット上で表現を行なえるようになったとしている。なお、古川氏も本サービスを通じてブログを開設する予定だと述べている。

マイクロソフトMSN事業部コミュニケーションサービスグループディレクター、丸岩幸恵氏インターネットへのアクセスに使うプラットフォームの調査結果。パソコンと携帯電話の両方からというユーザーが約48%に達し、約3200万人ほどのユーザーがいると見られているという

マイクロソフトによるブログサービスの提供は、世界各地域で展開しているMSNのサービスとしては初めての試みで、「日本発、日本初のサービス」(古川氏)だという。機能などの概要説明を行なったマイクロソフトのMSN事業部コミュニケーションサービスグループディレクターの丸岩幸恵氏によると、日本のMSNが他地域に先駆けてブログサービスに取り組むこととなった理由としては、

  • ホームページに設けられた掲示板などの“メンバーコミュニティー”に参加しているユーザー数が欧米の約2倍いる(アメリカ38%、日本76%)
  • 世界最高の“インターネット閲覧に対応した”携帯電話の普及率
  • 通勤/通学中の電車内などから携帯電話でインターネットにアクセスするというユーザー行動の普及

といった点を挙げている。また、MSNスペースの成功には、高度なパソコンおよび携帯電話のユーザーインターフェースの装備、機能の差別化(MSNやTOSの既存サービスとの連携、融合)、安全性対策(コンテンツ内容、セキュリティー)、などががキーになると述べた。

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