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LGA775/Socket 478両対応の仰天マザーが出現!価格は約9000円を予定

2004年07月31日 00時00分更新

文● 増田

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 DDRとDDR2など2種類のメモリスロットを備えるマザーボードは珍しくないが、LGA775とSocket 478両方のCPUに対応するという変わった製品がOVERTOPで展示されている。メーカーはASRock。「P4 Combo」という製品だ。

両方のソケット P4 Combo
なんとLGA775とSocket 478両方のソケットが同じ基板にメーカーはASRock。「P4 Combo」という製品だ

 この製品を見て、今年行われたCOMPUTEX TAIPEI 2004で展示されていたSocket 939/754両対応マザーボードを思い出した方も多いだろう。やはりメーカーは同じASRock。今回秋葉原に登場した「P4 Combo」は、そのPentium 4版ともいうべき製品だ。
 注目のCPUソケットはブラケットよりにLGA775、反対側にSocket 478という配置で、一見するとデュアル仕様のマザーのよう。もちろん両者は排他利用となる。なおCPUの切り替えは、基板上のNorth BridgeとCPUソケットの周りに多数用意されたジャンパによって行うとのこと。実際に切り替えるとなるとかなりの労力を要しそうで、このあたりは一考してもらいたいところといえる。

「K8 Combo」 ジャンパ
こちらはCOMPUTEX TAIPEI 2004で展示されていたSocket 939/754両対応マザーボード「K8 Combo」CPUの切り替えは、基板上のNorth BridgeとCPUソケットの周りに多数用意されたジャンパによって行う
裏面
特に裏面は一見するとデュアル仕様のマザーのよう拡張スロットがAGP×1、PCI×4、DDR DIMM×2という構成で、そのDDR DIMMがPCIスロットに割り込むように配置されているのも特徴的
ブラケット ポップ
6チャンネルサウンドや10/100Base-Tイーサネットなどをオンボード気になる発売時期は8月末を予定しており、価格は約9000円

 主な仕様は、チップセットに“i848P+ICH5”を採用。拡張スロットがAGP×1、PCI×4、DDR DIMM×2という構成で、そのDDR DIMMがPCIスロットに割り込むように配置されているのも特徴的だ。当然“i848P”を採用したためにメモリ対応はシングルチャンネル、電源コネクタはATX12V対応の20ピンとなるが、“Platform Compatibility Guide”は“04B/04A”。TDPが115WとなるLGA775版の最上位モデル「Pentium 4 560」も搭載可能ということになる。その他、6チャンネルサウンドや10/100Base-Tイーサネットなどをオンボードする。
 気になる発売時期は8月末を予定しており、価格は約9000円。また発売時期は未定ながら、前述のSocket 939/754両対応マザーボード「K8 Combo」や“i915P”を搭載したLGA775/Socket 478両対応マザーボードも入荷を予定しているとのことで、こちらも楽しみだ。

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