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ソニーマーケティング、305万画素で静止画を撮影できるDVカメラレコーダー『DCR-PC350』など2機種を発売

2004年07月06日 15時13分更新

文● 編集部

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ソニーマーケティング(株)は6日、新開発の1/3インチ331万画素CCDを搭載し、動画を有効205万画素で、静止画を有効305万画素で撮影できる光学10倍ズーム対応DVカメラレコーダー『DCR-PC350』を8月6日に、約9時間45分の長時間録画に対応した『DCR-HC88』を9月3日に発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は、『DCR-PC350』が13万5000円前後、『DCR-HC88』が11万円前後。

DCR-PC350
『DCR-PC350』(左がシルバー、右がブラック)

『DCR-PC350』は、ノイズの低減や感度の向上などを図った新開発の総331万画素CCDと原色フィルターを搭載し、レンズには乱反射やゴーストなどの発生を抑える多層膜T*(ティースター)コーティングを施したカール ツァイスの“バリオ・ゾナーT*”(35mmカメラ換算でテープ記録時が45mm~450mm、メモリー記録時が44mm~374mm)を採用したのが特徴。従来機種『DCR-PC300K』より小型するために、レンズブロックや液晶パネルの小型化、バッテリーの薄型/軽量化、メモリースティック Duoの採用、電子ビューファインダー(EVF)の小型化などが行なわれている。レンズブロックは容積で約10%小さくなり、液晶パネルは狭額タイプのポリシリコン液晶を採用し、表示サイズは従来機種と同じだが、幅が4.9mm短くなり、厚さも1mm薄くなっている。また、EVFは周辺部品を一体化したモジュール構造としたことで、幅14×奥行き13.5×高さ10mmに小型化されている。

デジタル信号処理には独自の“メガピクセルエンジン”を利用しており、動画・/静止画ともの高精細で自然な色再現が行なえるようにしたという。モニター用にタッチパネル搭載の2.5インチ液晶ディスプレー(12万3000ドット)を装備しており、液晶ディスプレー横に録画ボタンとズームボタンを配置することで初心者でも操作が分かりやすいようにしたほか(液晶ヨコボタン)、タッチパネルに直接触れて操作できるようにしたという(新・タッチパネル)。操作を行なうためのボタンは、カメラが自動的に設定を行なうことでボタンに複数の機能を持たせる“シンプルボタン”を採用。

また、一方で、本格的な撮影が行なえるように、マニュアルフォーカスリング/シャープネス/AEシフト/ゼブラパターンなどのマニュアル機能を搭載するとともに、“高画質ワイドTVモード”やシネマエフェクト、スムーズインターバル録画といった機能も搭載している。なお、液晶ディスプレーは透過型と反射型を併用する“ハイブリッド液晶モニター”となっている。ビューファインダーは0.3インチで12万3000ドット。

撮影画像はDVテープに記録できるほか、メモリースティック Duoなどに記録することも可能(静止画はJPEGで最大2016×1512ドット、動画はMPEG-1で最大320×240ドット)。バッテリーはリチウムイオン(Fシリーズ)で消費電力は3.1W(ファインダー利用時)。本体サイズは幅57.3×奥行き106.7×高さ107.3mm、重量は約440g。容積は400mlで、従来機種より約20%小型化されている。ストラップにもなるワンタッチベルトが付属する。本体カラーにはブラックとシルバーを用意する。

本体をセットすればテレビやパソコン、プリンターとの接続、充電などが行なえる“ハンディカムステーション”が付属しており、USBダイレクトプリントの規格“PictBridge(ピクトブリッジ)”に対応したプリンターでダイレクトプリントを行なうことも可能。製品パッケージには、ACアダプター、リモコンAV接続ケーブル、レンズキャップ、メモリースティック Duo(16MB、Duoアダプター)、USBケーブルなどが同梱される。

同時発売アクセサリーとして、DCR-PC350専用セミソフトケース『LCM-PCM』(価格4935円)とショルダーベルト『BLT-HSA』(価格1575円)を用意する。

『DCR-HC88』
『DCR-HC88』

『DCR-HC88』は、『DCR-PC350』同様、総331万画素CCDとバリオ・ゾナーT*レンズを搭載しており、リチウムイオンバッテリーにMシリーズを採用したことで、別売のバッテリー『NP-QM91D』を利用した場合には約9時間45分の連続撮影が行なえるのが特徴。本体サイズは幅74×奥行き174×高さ88mm、重量は約625g。

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