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ソフトバンクBBとヤフー、海外ローミングサービスを“Yahoo! BBモバイル”で開始――国内は5000拠点に拡大、IEEE 802.11g対応も

2004年06月30日 20時09分更新

文● 編集部

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ソフトバンクBB(株)とヤフー(株)は30日、公衆無線LANサービス“Yahoo! BBモバイル”においてローミングサービスを提供すると発表した。これは海外4事業者、国内2事業者の計6事業者と提携して7月から順次提供を開始するもので、海外の約1万ヵ所以上の公衆無線LANサービス提供拠点や、“the connexion by Boeing”モバイルインターネットサービス機能を装備した航空機内などでインターネット接続サービスが利用できるようになる。

海外4事業者は、米Boingo Wireless(ボインゴ・ワイヤレス)社、米ゴー リモート インターネット コミュニケーションズ(GoRemote Internet Communications)社、米アイパス(iPass)社、独ティー・システムズ・インターナショナル(T-Systems International)社で、“Yahoo! BBモバイル”の海外ローミングサービスに登録することで、海外の拠点において1分あたり42円で無線インターネット接続サービスを利用できる。the connexion by Boeingモバイルインターネットサービスについては、別途料金が必要。また、ソフトバンクBBが提供している法人向けリモートアクセスサービス“B-R@S(ビーラス)”でもセキュリティー対応のローミングサービスが利用できるようになるという。

国内2事業社は、定額制PHSデータ通信サービスを提供している京セラコミュニケーションシステム(株)と日本通信(株)。定額制PHSデータ通信サービスを利用しているユーザーは、同じユーザーIDとパスワードで“Yahoo! BBモバイル”を利用できるようになる。

併せて、アクセス回線にADSLを利用して各拠点で提供している無線LANサービスの規格を、11MbpsのIEEE 802.11bから、光ファイバーや45MbpsのADSLをアクセス回線に利用し、54MbpsのIEEE 802.11gに7月から順次高速化することも発表した。ソフトバンクBBとヤフーでは、ファストフード店舗、空港、ビジネスホテル、大型ショッピングセンターなどを中心に2004年度中に5000拠点まで拡大する予定としている。

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