(株)スカイコムは22日、セキュアーPDF作成ソフト『SkyPDF Pro』を同日付けで発売すると発表した。価格は1クライアントで5145円。6月下旬に出荷を開始する。
『SkyPDF Pro』は、電子署名や暗号化などのセキュリティー機能を搭載したPDF作成ソフト。2003年9月に発表したPDF作成ソフト『SkyPDF Standard』にRSAセキュリティ(株)の認定を取得したセキュリティー機能を追加したバージョンとなる。『SkyPDF』は、印刷機能を持つアプリケーションからPDF(Portable Document Format)ファイルを作成するドライバーソフトで、一般的なPDF作成ソフトより高速な変換を行なえるのが特徴。日本語フォントを埋め込むこともできる。
『SkyPDF Pro』に搭載されているセキュリティー機能は、128bit/40bitの暗号化のほか、パスワードによるセキュリティー設定(印刷制限/内容のコピー制限/注釈書き込み制限/文書の変更制限など)、電子署名(PDF作成時に文字/記号/マークなどの電子署名をSelf-Sign方式で追加し、公開鍵暗号で改ざんされていないことを保証)など。
オプションとして、電子透かし(Val-Code)を埋め込むことで印刷した紙にもセキュリティーをかける機能を提供する。これは、印刷した紙をスキャナーで読み込み、改ざん検出ユーティリティーでチェックすれば、改ざん個所が分かるというもの。また、システムフォントにない珍しい漢字や記号などを作成し、登録できるフォント作成ツール『TrueType外字ツール』も用意するという。
対応OSは、Windows 2000 Professional(SP4以降)/XP Professional SP1以降。Pentium III-500MHz相当以上のCPUと256MB以上のメモリー、1GB以上のHDDが推奨されている。動作済みアプリケーションは、Word 2000/2002/2003、Excel 2000/2002/2003、PowerPoint 2000/2002/2003、Internet Explorer 6.0。
同社では新製品の発売に合わせて、法人向けに“発売記念キャンペーン”を実施し、期間限定で販売する。価格は1000ライセンスで210万円。期間は9月30日まで。同時に『SkyPDF Standard』を2079円に値下げする。
ちなみに同社は、ソースネクスト(株)が販売しているPDF作成ソフト『いきなりPDF』の開発元。
