グレープシティ(株)は17日、Microsoft Wordの文書ファイルからアプリケーションの各種形式のヘルプを作成できるツール『Doc-To-Help 7.0J(ドック トゥー ヘルプ)』を8月下旬に発売すると発表した。“Standard”と“Professional”の2種類のエディションをラインアップする。価格は、Standardが6万3000円、Professionalが8万4000円。
Wordで文書を作成 | コンパイルすればヘルプが完成 |
『Doc-To-Help 7.0J』は、Wordでスタイル設定を行なって作成した文書ファイルをコンパイルし、6種類のヘルプ(WinHelp、HTML Help、標準HTML、Microsoft Help 2.0、JavaHelp、印刷マニュアル)を生成するソフト。ヘルプとマニュアルを一度に作成することも可能。Word文書の編集からヘルプ設定の変更、コンパイルまでをGUIで行なえる“プロジェクトエディタ”を搭載している。
“プロジェクトエディタ” | “イメージマップエディタ”(Professional版のみ) |
Professionalエディションでは、画像の一部にポップアップヘルプを設定するための“イメージマップエディタ”が追加されるほか、テンプレートを利用した定型作業も行なえる。Microsoft Help 2.0にF1ヘルプの機能を追加するといったこともできる。
開発環境として、Microsoft Word 2000/XP/2003日本語版、Windows 98/Me/NT 4.0(SP3以降)/2000/XPまたはWindows Server 2003、.NET Framework 1.0/1.1、Visual Basic 6.0ランタイム、Visual C++ 6.0ランタイム、Internet Explorer 5.5以上が必要(Microsoft Help 2.0にはVisual Studio .NET 7.0/7.1とVisual Studio Help Integration Kitが、JavaHelp 1.1.3の作成にはSun Microsystems JavaHelp 1.1.3/2.0が必要)。開発元は米ComponentOne社。