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アスキーソリューションズ、ウイルスやスパムに対応したメールサーバー『MDaemon 7』日本語版を発売

2004年06月17日 21時21分更新

文● 編集部

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(株)アスキーソリューションズは17日、米Alt-N Technologies社が開発したセキュリティー機能搭載メールサーバーソフト『MDaemon 7(エムデーモン)』を7月16日に発売すると発表した。小規模ユーザー向けの“Standard版”と、大規模なエンタープライズ環境にも対応した“Pro版”をラインアップする。同社のオンラインショップでも販売し、価格はStandard版が2万1000円から、Pro版が6万3000円から。

メイン画面 アンチウイルス設定画面
メイン画面(画面左に統計情報、画面右に各セッションの状況などを表示)アンチウイルス設定画面

『MDaemon 7』は、2000年9月に発表した『MDaemon 3.1日本語版』のバージョンアップ版に相当するメールサーバーソフト。複雑な設定を行なう必要がなく、LDAPやODBCによりユーザーアカウントを管理する大規模な環境まで対応しているうえ、ウイルス対策機能などのセキュリティー機能を搭載しているのが特徴。アンチウイルス機能は、ロシアのカスペルスキー・ラボ(KasperskyLab)社のエンジンをプラグインとして利用し、メールのメッセージと添付ファイルのスキャンに対応しており、ウイルス対策用のメールリレーサーバーにも利用できるという。スパムメール(迷惑メール)対策では、MAPS RBLで公開されたスパムに利用されるサーバーリストで、送信されたメールのルートを検査する機能や、件名/差出人名/受取人/本文内のキーワードを検査するコンテンツフィルタリング機能などを搭載している。SSL/TLSなどによる暗号化メールにも対応している。

管理機能は、未使用アカウントの自動整理や、メーリングリスト登録/抹消用のメールアドレスに対応しており、ウェブブラウザーを利用してリモート設定を行なうためのプラグイン『WebAdmin』も用意されている。さらにProで版は、LDAPサーバー機能に対応ししているほか、IMAP4、マルチドメインにも対応しており、カスタマイズ可能なウェブメール『WorldClient』も日本語対応となっている。

製品パッケージ『MDaemon 7』日本語版(Pro版)

対応OSはWindows Server 2003、Windows 2000 Server(SP3以降)/Advanced Server(SP3以降)を推奨しており、Windows XPでも動作確認済みとしている。CPUはPentium III-500MHz以上、メモリーは512MB以上(1GB以上推奨)が必要。HDD空き容量は100MB以上(ユーザーのメールボックスには別途容量が必要となる)。

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