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アッカ、40MbpsのADSL接続サービスを“47Mbpsサービス”に無償で高速化――40Mbpsのフィールドデータも公開

2004年06月17日 19時28分更新

文● 編集部

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(株)アッカ・ネットワークスは17日、提供中のADSL接続サービス“40Mbpsサービス”の下りリンク速度を8月上旬から47Mbpsに無償で高速化し、名称を“47Mbpsサービス”に変更すると発表した。

対象となるのは伝送損失が15dB以下(線路距離が約1.4km以内)に適用されている“クアッドスペクトル”技術でリンクアップしている“40Mbpsサービス”のユーザーで、全体の約30%に相当するとしている。下り47Mbpsへの高速化は、NTT収容局のアッカの設備と宅内ADSLモデムのファームウェアのバージョンアップで行なうため、同社が提供しているADSLモデムの“オンラインバージョンアップ機能”を利用すれば、ボタンを押すだけでバージョンアップが行なえるという。新ファームウェア提供は、NTT収容局内設備の準備が終了した後、8月上旬に行なう予定。

上り最大リンク速度の高速化については、(社)情報通信技術委員会(TTC)において提供や対策について議論が継続していることから、特に中長距離のユーザーに影響を及ぼす“上り周波数帯域拡張に伴う干渉問題”についての事業者間協議が終了した後、準備が整い次第、最大3Mbpsで提供を開始するとしている。

“40Mbpsサービス”のフィールドデータ
“40Mbpsサービス”のフィールドデータ

併せて公開した“「40Mbpsサービス」約15,000件のフィールドデータ結果”は、“12Mbpsサービス”“26Mbpsサービス”に続いて公開するデータで、3月23日の時点でリンクアップしていた“40Mbpsサービス”のADSL回線のうち、1万5000回線を無作為に抽出し、下りADSLリンク速度(回線接続速度)とNTT東日本/西日本が開示している線路情報を照らし合わせたもの。同社では、線路距離が1km以下のユーザーの91.6%が20Mbps以上で接続しており、1kmから2km以下のユーザーでは44.5%が15Mbps以上で接続、4km以上でも70.2%が1Mbps以上で接続していることから、40Mbpsサービスの実際のリンク速度が、ラボ(実験室)における試験結果から想定される理想的環境下における推定ADSLリンク速度にほぼ合致していることが確認できたとしている。

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