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クラムワークス、Linux搭載フラッシュメモリーカートリッジ『Smart NC』を発売

2004年06月09日 16時04分更新

文● 編集部

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(有)クラムワークスは9日、パソコンのIDEコネクターに装着し、内蔵したLinuxから起動できるフラッシュメモリーカートリッジ『Smart NC(スマート エヌシー)』を開発したと発表した。デスクトップパソコン用の『Smart NC for Desktop』とノートパソコン用の『Smart NC for Notebook』をラインアップする。価格はともに1万4490円。同日付けで販売を開始する。

『Smart NC for Desktop』
『Smart NC for Desktop』(装着時)

『Smart NC』は、ディスクレスでLinuxを起動し、ウェブブラウザーなどを利用できるIDEコネクター用フラッシュメモリーカートリッジ“Magic NC”シリーズの後継製品。従来製品のユーザーからのフィードバックを基に、Javaや、米シトリックス・システムズ社のサーバーベースコンピューティングアーキテクチャー“Citrix MetaFrame”に対応したのが特徴。タッチパネルにも対応したという。Linuxカーネルは2.4.20を採用し、アプリケーションソフトとして、ウェブブラウザー『SkipStone』、PDFビューワー『Xpdf』や、Windowsリモートデスクトップクライアント『rdesktop』、ローマ字かな漢字変換入力『Canna』ほかが搭載されている。

『Smart NC for Notebook』
『Smart NC for Notebook』(裏面)

フラッシュメモリーは64MBを内蔵しており、空き領域(約33MB)に米サン・マイクロシステムズ社のJava 2 Runtime Environmentや、シトリックスのCitrix MetaFrameクライアント(ICAクライアント)、RealPlayer 8、Macromedia Flash Playerなどをダウンロードすれば、Java端末やシンクライアントとして利用可能。タッチパネル対応として、ウェブブラウザーの全画面表示や、マウスポインターを隠すといった機能を搭載するほか、USBフラッシュメモリーやコンパクトフラッシュ(CF)をマウントすることもできる。

そのほか、サーバー機能(sshd)も搭載しており、ウェブブラウザーの遠隔操作やリモートシャットダウンが行なえるため、画像配信システムなどにも利用できるとしている。

本体サイズ(ピン数)は、『Smart NC for Desktop』が幅56×奥行き8×高さ29mm(40ピン)、『Smart NC for Notebook』が幅50×奥行き7×高さ50mm(44ピン)、重量はどちらも約12g。電源は5Vで、消費電流は最大65mA(待機時7mA)。『Smart NC for Desktop』には電源ケーブルが同梱される。耐衝撃性は1000G、耐振動性は15G(動作時/非動作時共)。対応機種はPentium-100MHz以上のCPUと65MB以上のメモリーを搭載したPC/AT互換機。

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