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インテル、組み込み機器向け『インテル Pentium M プロセッサ 745』など3製品を発表

2004年06月07日 17時39分更新

文● 編集部

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インテル(株)は7日、組み込み機器向けのプロセッサーとして、『インテル Pentium M プロセッサ 745』、『超低電圧版 インテル Celeron M プロセッサ 600MHz』、『インテル PXA270 プロセッサ』(312MHz版/416MHz版/520MHz版)の3製品を発表した。価格は、1万個受注時の単価が、Pentium M 745-1.8GHzが415ドル(約4万6000円)、超低電圧版Celeron M-600MHzが127ドル(約1万4000円)、『インテル PXA270 プロセッサ』(312MHz版)が32ドル(約3500円)。ともに出荷を開始しているという。

『インテル Pentium M プロセッサ 745』は、“Dothan”のコードネームで開発されたCPUで、2MBの省電力L2キャッシュメモリーを搭載し、1.80GHzで動作する。従来のPentium Mとソケット互換となっている。“Advanced TCA(Advanced Telecom Computing Architecture)”準拠のボード、POSターミナル、産業用機器への組み込みなどに適しているという。

超低電圧版Celeron M-600MHzは、冷却ファンを必要としない小型機器向けのCPUで、メザニンカードを使用する有線/無線通信機器や組み込み機器での使用に適しているという。従来のCeleron Mとソケット互換となっている。

『インテル PXA270 プロセッサ』は、グラフィックス機能を搭載するメディアプレーヤーや、ナビゲーション機器、携帯用POS端末などをターゲットにした製品。“インテル ワイヤレス MMX”を統合したほか、バッテリー駆動時間を長くするとともに、3Dや動画再生などの処理性能を向上したという。最大400万画素の写真撮影などに対応した“インテル クイック・キャプチャ・テクノロジ”を搭載している。動作周波数の異なる3モデル(312MHz版/416MHz版/520MHz版)をラインアップする。パッケージは、13×13mm/ボールピッチ0.5mmのほか、組み込み機器向けの23×23mm/ボールピッチ1.0mmでも提供するとしている。

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