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MSI製“GeForce 6800 Ultra”カードがキューブ型ベアボーンで動作デモ中!

2004年06月05日 20時29分更新

文● 増田

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NX6800 Ultra-T2D256 MEGA 865
“GeForce 6800 Ultra”を搭載したMSI製「NX6800 Ultra-T2D256」なんと同社製オーディオコンポ風ベアボーンの「MEGA 865」に組み込んでのデモ

 先週ついに販売がはじまったものの、本格的な流通はまだ先といった印象のある“GeForce 6800 Ultra”搭載ビデオカード。本日はT-ZONE.PC DIY SHOPでは同GPUを搭載したMSI製「NX6800 Ultra-T2D256」のデモがはじまっている。



キューブOK? 3DMark 03
電源容量が導入の高いハードルと思われていた“GeForce 6800 Ultra”搭載カードだけに、興味深いデモといえるデモ機では“3DMark 03”を朝から回し続けており、途中で止まるなどというアクシデントも見られない。スコアは約1万1000オーバーとのこと

 まず驚きなのが、デモ機として使用されているのが、同社製オーディオコンポ風ベアボーンの「MEGA 865」というところ。“GeForce 6800 Ultra”搭載カードといえば搭載電源に高いスペックを要求すると言われているが、この「MEGA 865」が装備する電源は250W。このような環境においての動作が保証されるかどうかはともかく、デモ機では“3DMark 03”を朝から続けており、途中で止まるなどというアクシデントも見られないという。電源容量が導入の高いハードルと思われていた“GeForce 6800 Ultra”搭載カードだけに、興味深いデモといえるだろう。ちなみに、“3DMark 03”のスコアは約1万1000オーバーとなっている。



ヒートシンク 背面
ヒートシンクの右側フィン部分は、ファンの風によって冷やされているのが分かるものの、その他のヒートシンク部(上部)は触ってはいられないほど熱い電源に装着された排気用ファンから出てくる風も、熱いものとなっていた

 「NX6800 Ultra-T2D256」本体は、GPUとDDR3メモリを同時に冷却する大型クーラーや、2個の電源コネクタを利用するなど、NVIDIAが公開したリファレンスデザインとほぼ同様のタイプだ。写真のように、AGP直下のPCIスロットは完全に占有されているのがわかる。これらの仕様は、先週発売されたInnoVISION製「Inno3D GeForce 6800 Ultra」や玄人志向製「GF68U-A256W」と同じだ。
 実際に動作中のカードを触ってみた。ヒートシンクの右側フィン部分は、ファンの風によって冷やされているのが分かるものの、その他のヒートシンク部(上部)は触ってはいられないほど熱い。またスペースに余裕のないキューブ型PCとはいえ、暖められた熱がPC外部へ排気されないために、内部にこもる熱も相当なものに感じられた。
 T-ZONE.PC DIY SHOPによると、残念ながら入荷予定や価格などは決まっていないという。実際に購入できるようになるまでには、もう少しかかるかもしれない。



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