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ナナオ、コントラスト比が1000:1の19インチ液晶ディスプレー『EIZO FlexScan S190』など2製品を発売――ArcSwing 2スタンドを装備

2004年06月03日 18時48分更新

文● 編集部

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(株)ナナオは3日、コントラスト比が1000:1の液晶パネルと独自の“ArcSwing 2”機構スタンドを採用した液晶ディスプレーとして、19インチの『EIZO FlexScan S190』と17インチの『EIZO FlexScan S170』の2製品を7月1日に発売すると発表した。価格はオープン。

EIZO FlexScan S170とEIZO FlexScan S190
『EIZO FlexScan S170』(左)と『EIZO FlexScan S190』(右)

『EIZO FlexScan S190』は、画素ピッチが0.294mm、コントラスト比が1000:1、輝度が250cd/m2、応答速度が25ミリ秒の19.0インチ液晶パネル(対角481mm)を採用したモデル。視野角は上下/左右とも178度。推奨解像度は1280×1024ドットで1677万色表示(10億6433万色中)に対応。コントラスト比が大きくなったことから、黒が引き締まって表示され、従来より深みと奥行き感が得られるとしている。

従来機種同様、用途や画像の種類に応じて画像モード(Text/Picture/Movie/sRGBなど7種類)を選択できる“FineContrast機能”、FineContrastをアプリケーションごとに自動的に切り替える“Auto FineContrast機能”、画像の任意の領域を高輝度で表示したり、拡大/編集したりできる“DesktopViewer機能”(Windows 2000/XP対応、DirectDraw/Direct Draw Overlay対応のグラフィックスカードが必要)を搭載しているほか、PRINT Image Matching II/Exif Print(Exif 2.2)にも対応し、対応デジタルカメラで撮影した画像や、プリンターからの出力イメージをディスプレー上で忠実に再現できる。そのほか、パソコンからの8bit(256階調)データを10bit(1021階調)に多階調変換し、再び8bitに再割り当てする“ガンマ補正機能”(1.8~2.6、0.2単位)を内蔵し、滑らかな階調表示が行なえるという。起動から短時間で輝度を安定させる輝度ドリフト補正機能(自動)や、バックライトの輝度をセンサーで検出することで環境温度や経年による輝度変化を自動補正するブライトネス自動補正機能(自動)などの調光機能を搭載している。

インターフェースは、アナログRGB(ミニD-Sub15ピン)とデジタル(DVI-D24ピン)の2系統を装備しており、アナログ対応ケーブル、デジタル対応ケーブルが付属する。水平同期周波数は、アナログが24.8k~80kHz、デジタルが31k~64kHz、垂直同期周波数は、アナログが50~75Hz、デジタルが59~61Hz。USB 2.0のアップストリームポートも装備している。

本体サイズは幅404×奥行き200×高さ288~423mm、重量は約6.6kg。本体カラーは“セレーングレイ(-GY)”と“ブラック(-BK)”をラインアップする。新開発の“ArcSwing 2”機構スタンドは、2003年7月に発表した17インチ液晶ディスプレー『FlexScan L567-R』で採用した“ArcSwing”機構スタンドに、スウィーベル機構を追加するとともに、省スペース化などを図ったもの。高さ調整は104mm、チルトは前5度/後60度、スウィーベルは右172度/左172度。ベゼルについても、デュアルディスプレーや複数台を並べるタイリングに対応した狭額設計がなされている(左右12.85mm)。電源はAC100~120V、200~240V。消費電力は40W(節電時2W以下)。

『EIZO FlexScan S170』は、17.0インチ液晶パネル(対角432mm)を採用したモデル。画素ピッチが0.264mmとなり、本体サイズが幅362×奥行き200×高さ280~406mm、重量が約5.6kgになる以外、基本仕様は『EIZO FlexScan S190』と同等となる。

両製品とも、保証期間は5年間で、製品使用時間が3万時間以内の場合、センドバック修理に対応。購入から1年以内は出張修理に対応しており、代替機の無償貸し出しも行なう。また、製品にはPCリサイクルマークが付けられているほか、環境に配慮した自主認定制度“EIZO Eco Products 2004”に適合している。

オプションとして、片面がノングレア処理、片面が光沢加工のダブルフェース仕上げとなる保護パネル『FP-504』(S170対応、価格は8925円)、同『FP-701』(S190対応、価格は1万1025円)、ハイトアジャスタブルスタンド『LS-H52-D』(S170対応、価格は1万4700円)、同『LS-H71-D』(S190対応、価格は1万6800円)などを用意する。保護パネルは、動画/CG/写真を表示させるときは光沢面、オフィスソフトを利用するときはノングレア面といった使い方ができるという。

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