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ソフトバンク、日本テレコムを買収――100%子会社化

2004年05月27日 22時09分更新

文● 編集部

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ソフトバンク(株)と日本テレコム(株)は27日、日本テレコムの全株式をソフトバンクが取得すると発表した。これにより日本テレコムはソフトバンクの100%子会社となる。日本テレコムの資本金は662億円で、社員数は3300人。

ソフトバンクでは、日本テレコムのIP技術と人的資産をソフトバンク・グループの通信事業の中核と位置付け、ソフトバンク・グループ独自のブロードバンドアクセス網と日本テレコムの約1万2000kmに及ぶ全国規模の光ファイバーネットワーク、グローバルネットワークを統合する。これにより、ネットワークの拡張性/信頼性の向上や、運用の効率化によるコスト削減を行ない、法人向けのコミュニケーションプラットフォームの拡大も図るという。

また、ブロードバンド総合サービス“Yahoo! BB”の400万以上の加入者に、日本テレコムの約470万の個人、約17万社の法人が加わることで、約1000万回線のサービスになることから、ソフトバンク・グループのコンテンツ事業と連携させることで、IP電話や無線アクセス、次世代アプリケーションなどの分野の拡充が見込めるとしている。

今回の買収により、ソフトバンクは、個人/法人向けに、音声/データ/インターネット接続/コンテンツなどの総合的な通信サービスを提供する“ブロードバンドNo.1カンパニー”を目指すとしていく。

なお、ソフトバンクでは、昨日、買収を検討しているが具体にはなにも決まっていない、と発表していた。

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