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米Peribit Networks、日本法人“ペリビットネットワークスジャパン株式会社”を設立――WANソリューションの販売強化で

2004年05月24日 22時31分更新

文● 編集部

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米ペリビットネットワークス社(Peribit Networks, Inc.)は24日、100%子会社の日本法人として“ぺリビットネットワークスジャパン株式会社”を設立したと発表した。資本金は1000万円で、代表取締役には、末松秀明(すえまつひであき)氏が就任。住所は東京都港区虎ノ門2-1-1 JTビル15階となる。

米ペリビットネットワークス社は、ワイドエリアネットワーク(WAN)のコストパフォーマンスを高めるWANソリューションとして“Sequence Reducer”を提供する企業。2003年6月から販売代理店を通して日本市場に進出しているが、今回正式に日本法人を設立することで、本格参入するもの。市場開発、サポート、コンサルティング業務に注力するとともに、現在の販売代理店との協力関係もより強固にするとしている。ちなみに、現在の販売代理店は、住商エレクトロニクス(株)とインターネット総合研究所(株)。

“Sequence Reducer”
“Sequence Reducer”

同社の製品は、DNA配列の解析に使用される計算手法(パターン・マッチング・アルゴリズム)をネットワークトラフィック中の繰り返しパターンの抽出に応用し、WAN上を流れるデータの反復パターンを除外する技術“MSR(Molecular Sequence Reduction)テクノロジ”を採用したのが特徴。QoSに対応するとともに、“PFA (Packet Flow Acceleration)”技術を採用したことで、導入と同時に既存のWANの容量を最大10倍まで拡張できるという。これにより、帯域幅の制約によるネットワークの輻輳、アプリケーションの競合によるミッションクリティカルなトラフィックの速度低下、遅延によるアプリケーションのレスポンスタイムへの影響など、WANで問題になっている3つのボトルネックを解消できるとしており、4~6ヵ月でROI(Return On Investment:投資回収率)を達成できるとしている。

主な製品ラインアップは、最大2Mbpsの処理性能を持ちほかの“Sequence Reducer”(SR)を5台まで接続可能な『SR-20』、最大45Mbps(T3)で120台まで接続可能な『SR-50』『SR-55』、最大45Mbpsで320台まで接続可能な『SR-80』と、SRの構成/トラフィック管理とモニタリングを行なうソフト『Central Management System』(CMS)で構成されている。

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