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ローランド D.G.、画像データからメダルを彫刻できる『RX-50』を発売

2004年05月11日 18時15分更新

文● 編集部

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ローランド ディー.ジー.(株)は11日、デジタルカメラで撮影した画像などのデータを利用して写真からオリジナルメダルを製作できる彫刻機『RX-50』を7月12日に発売すると発表した。価格は126万円。

『RX-50』
『RX-50』

『RX-50』は、真鍮/銅/アルミなどの軽金属類を中心とした円形プレートに、写真やイラストを立体彫刻できるメダル彫刻機。パソコンとUSB 1.1インターフェースで接続し、彫刻したい写真やイラストデータをパソコンのアプリケーションソフト『Medal Editor』に読み込み、切削用レリーフデータに変換後、本体に取り付けた切削材料が彫刻されるようになっている。事前に仕上がり状態を予測するための切削シミュレーションを行なうソフト『Virtual EDITOR』も付属する。

切削機構には、切削材料を載せたテーブルが回転し、レコードの再生のように外側から内側に向かってらせん状に切削する新方式を採用し高速化したほか、真鍮などの固い素材でも美しく切削できるように、彫刻刃を回転させるスピンドルの回転数をデフォルトで毎分5万回転に設定したという。また、本体フレームには防振効果の高い鋳鉄を採用し、彫刻刃の固定には彫刻刃のブレを抑えるコレットを採用している。彫刻刃は素材に応じた3種類を用意している。

付属する『Medal Editor』はJPEG/BMPの読み込みが可能で、不要な背景の削除や切削高を設定できる。文字列の円弧配置やデザイン枠のレイアウト機能も搭載しており、作成した切削用レリーフデータを保存し、サムネイル表示することもできる。対応OSはWindows 98/Me/2000/XP。

本体サイズは幅391×奥行き374×高さ359mm、重量は45kg。加工範囲は最大で直径が51mm、深さが5mm。取り付け可能な材料は直径が20~51mm、厚みが2~10mm、重量は最大500g。メダルのほか、ペンダントやピンバッヂ、遊戯用コインの試作などにも利用できるという。

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