ビデオとオーディオの両面を追求したハイエンドノート
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| Do VAIO：PC.“type A”『VGN-A70P』 |
Do VAIO：PC.のノートパソコンでハイエンドモデルとなる“type A”は、ビデオとオーディオの両面でデスクトップパソコン以上の機能を追求したAVノートパソコン。まず、液晶ディスプレーには、Do VAIO：PCのデスクトップパソコンにも存在しないWUXGA(1920×1200ドット)表示の17インチクリアブラック液晶ディスプレー(下位2機種はSXGA+表示の15インチクリアブラック液晶ディスプレー)を搭載。これは、単に拡大するだけでなく、輝度ムラを10％以下(通常のパネルでは15～20％以上)に抑えて、バックライトなどからの放熱構造を改良し輝度を向上するなど、新技術を投入したという。また、周囲の明るさを検知して自動的に輝度を調整する“ルミナスセンサーコントロール”機能を搭載、利用場所の環境に合わせて輝度を調整する手間が省けるという。
TV視聴・録画機能は、新たに3D Y/C分離や3Dノイズリダクションの高画質化機能を搭載したTVチューナー(ソニー製)と、画像に応じて圧縮処理を最適化するという“適応型アルゴリズム”を搭載するMPEG-2エンコーダーカードを搭載(上位2機種のみ、最下位機種はTVチューナーとMPEG-2エンコーダーを非搭載)。
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| type Aの普及モデル『VGN-A50B』。こちらはAVパワーアップステーションとスピーカーが付属しない |
オーディオ面では、同社のHi-Fiオーディオ機器向けに開発されたデジタルオーディオエンジン“S-Master フルデジタルアンプ”を、付属のポートリプリケーター“AVパワーアップステーション”に内蔵(AVパワーアップステーションは上位2機種に付属)。新開発の10＋10Wの高出力2ウェイスピーカー(上位2機種に付属)と組み合わせることで、迫力ある音響を楽しめるという。
主なスペックは、最上位機種(VGN-A70P)がCPUにコードネーム“Dothan(ドサン、90nmプロセスルールで開発され、2次キャッシュを2倍の2MBに増やした次世代Pentium M)”Pentium M 735-1.70AGHz、下位2機種はPentium M-1.50GHz、チップセットはいずれもIntel 855PMを採用。グラフィックスアクセラレーターは最上位機種がカナダATIテクノロジーズ社のATI MOBILITY RADEON 9700(64MB)、下位2機種は同じくATI MOBILITY RADEON 9200(64MB)を搭載する。メインメモリーは全機種共通でPC2700対応DDR SDRAM512MB(最大2GBまで増設可能)。
HDDは最上位機種が約80GB、下位2機種が約60GB。光ドライブは全機種共通でDVD±RWドライブを搭載し、書き込み速度はDVD+RW最大4倍速/DVD+R最大2.4倍速/DVD-R最大4倍速/DVD-RW最大2倍速/CD-R最大16倍速/CD-RW最大8倍速に対応。
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| type Aに内蔵しているMPEG-2キャプチャーカード | type AのAVパワーアップステーションに内蔵しているS-Master フルデジタルアンプの基板 |
通信機能は最上位機種がIEEE 802.11a/b/g準拠のトリプル対応無線LAN、下位2機種はIEEE 802.11b/g準拠の無線LAN機能を搭載。さらに、最上位機種は10/100/1000BASE-T準拠、下位2機種は10/100BASE-TX準拠のEthernetとV.92準拠の56kbpsファクスモデムを搭載。インターフェースは、本体側にUSB 2.0×3/IEEE 1394×1/アナログRGB出力/オーディオ入出力/ビデオ出力/ポートリプリケーター端子などを備える。上位2機種に付属するAVパワーアップステーションのインターフェースは、USB 2.0×4/ビデオ入力(コンポジット、S-VIDEO)/ビデオ出力(コンポジット、S-VIDEO)/オーディオ入出力/アナログRGB出力/DVI-D出力/パラレルなど。
主な付属品はAVパワーアップステーション専用スピーカー(上位2機種)/光学式ワイヤレスマウス(最上位機種)/メモリーカードアダプターなど。拡張スロットは、PCカード(TypeII×1、CardBus対応)/メモリースティック(PRO対応)×1を搭載する。
プレインストールOSは最上位機種がWindows XP Professional SP1a、下位2機種はWindows XP Home Edition SP1a。プレインストールアプリケーションはDo VAIO Ver.1.0、DVgate Plus Ver.1.2、VAIO Media Ver.3.0、Click to DVD Ver.2.1、Microsoft Office Personal Edition 2003(下位2機種)など。
バッテリーはリチウムイオンで、駆動時間は最上位機種が約2.5時間、下位2機種は約3.5時間(JEITA測定法1.0による測定値)。本体サイズと重量は、最上位機種が幅約405.5×奥行き280.1×高さ42.2mm/約3.9kg、下位2機種は幅約342.5×奥行き276.5×高さ43.5(最薄部37.2)mm/約3.2kg。
