早くも秋葉原に登場しそうなコードネーム“R420”こと「RADEON X800」シリーズ | 記念すべき第1弾となるのはSapphire製の「RADEON X800 PRO」になるようだ |
先月発表されたnVIDIAの新GPU「GeForce 6800」シリーズから遅れること約半月。ついに今週発表されたATIの開発コードネーム“R420”こと「RADEON X800」シリーズGPUを搭載したビデオカードが、早くも秋葉原に登場することになりそうだ。
「RADEON X800」シリーズは、現在市場に流通している同社の最上位モデル“RADEON 9800 XT”の後継となる最新のGPUだ。ラインナップは、それぞれコアクロックが500MHz以上/メモリクロックが1GHz以上となる“RADEON X800 XT”とコアクロックが475MHz/メモリクロックが900MHzとなる“RADEON X800 PRO”の2種類用意されている。下位モデルとなる“RADEON X800 PRO”でも、“RADEON 9800 XT”のコアクロック412MHz/メモリクロック730MHzを大きく上回るスペックとなっているが、注目すべきはパイプライン本数の増加だ。バーテックスパイプラインは両モデルとも4本から6本に、ピクセルパイプラインは“RADEON X800 XT”が8本から16本の倍に、“RADEON X800 PRO”では8本から12本へと強化されている。これらは、先に発表されている“GeForce 6800 Ultra(バーテックスパイプライン16本)”や“GeForce 6800(同12本)”とまったく同じものとなっているほか、メモリインターフェイスが256bitのGDDR3に対応する点も同じだ。前シリーズ同様に今回もまた“ATI vs nVIDIA”の熾烈な戦いは終わりそうにない。
そのほか、新しい機能としてビデオカードのメモリへの依存を抑えつつ、最大4の1まで法線マップデータの圧縮が可能な技術「3Dc」を搭載するほか、従来のシリーズで採用されていた各種機能も“SMARTSHADER HD”、“SMOOTHVISION HD”、“HYPER Z HD”、“VIDEOSHADER HD”にそれぞれ進化されている。
今日の時点で秋葉原の各ショップの情報をまとめると、記念すべき第1弾となるのはSapphire製の「RADEON X800 PRO」で、入荷するのはリテールパッケージとなるようだ。発売日は週明け10日の月曜日ということで、発表から1週間もたたないスピード発売となりそう。実売価格はおおむね各ショップとも5万5000円前後ということで、現行の最上位モデルである“RADEON 9800 XT”搭載製品より若干高い程度となりそうだ。入荷予定のショップはバルク版も含めるとかなりの数にのぼるが、それでも待望の製品ということもあり早めの品切れが予想される。購入を狙っているユーザーは、当日月曜日に秋葉原に出向くことをお勧めする。
なお、下記の表にあるように来週1週間の秋葉原は“RADEON X800 PRO”の発売が続きそうだ。初回に流通するのはリテールパッケージとなるが、週中から週末にかけてはバルク版の発売も予定されている。財布の中身と相談しつつ、どちらを買うかは悩むところだろう。
「RADEON X800 PRO」各ショップの入荷予定と予価
入荷予定日/価格 | ショップ |
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Sapphire 「RADEON X800 PRO」 |
|
10日入荷予定 リテールパッケージ 予価\54,780/バルク版も入荷予定あり |
アーク |
10日入荷予定 リテールパッケージ 予価未定/バルク版も入荷予定あり |
OVERTOP |
10日入荷予定 リテールパッケージ 予価\55,440/バルク版 12日入荷 予価未定 |
高速電脳 |
11日もしくは12日入荷予定 予価\52,259(バルク版?) |
クレバリー1号店 |
10日入荷予定 リテールパッケージもしくはバルク版 予価未定 |
ツクモパソコン本店 |
11日もしくは12日入荷予定 リテールパッケージ 予価未定 |
ドスパラ本店 |
11日もしくは12日入荷予定 リテールパッケージ 予価未定 |
ドスパラ秋葉原2号店 Prime館 |
来週中に入荷予定 リテールパッケージ 予価\55,700 |
フェイス |
10日入荷予定 バルク版 予価\54,800 |
T-ZONE.PC DIY SHOP |
10日入荷予定 リテールパッケージ 予価\54,800/バルク版も入荷予定あり |
ZOA秋葉原本店 |