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リコー、絞り優先/マニュアル撮影機能を搭載したコンパクトデジタルカメラ『Caplio GX』を発表

2004年05月06日 17時34分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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(株)リコーは6日、有効513万(総525万)画素CCD搭載のコンパクトデジタルカメラ『Caplio GX(キャプリオ ジーエックス)』を20日に発売すると発表した。価格は7万3500円。同社のCaplioシリーズの一般ユーザー向け製品としてはハイエンドモデルで、同社初の500万画素クラスデジタルカメラとなる。

『Caplio GX』
『Caplio GX』

Caplio GXは、フルオート撮影に加えて絞り優先/マニュアル撮影機能を搭載した、撮影にこだわるユーザー向けのコンパクトデジタルカメラ。グリップ部のシャッターボタン手前に絞り設定(3段階)やマニュアル撮影時の各種設定を切り替える“アップダウンダイヤル”を搭載し、操作性の向上を図っている。背面に撮影メニューをトグル(切り替え)表示する“ADJ.(アジャスト)ボタン”を用意。ここに割り当てる機能をユーザーがよく使うものに設定することもできる。

Caplio GXの前面 Caplio GXの背面
Caplio GXの前面Caplio GXの背面

レンズは7群9枚(非球面レンズ4枚、高屈折率低分散レンズ4枚を配置)の新開発光学3倍ワイドズームレンズを採用。焦点距離f=5.8~17.4(35mmフィルムカメラ換算時:28~85mm相当)、レンズの明るさを示すF値は2.5~4.3。シャッター速度は1/2000~30秒で、1秒以上の長時間露光ではノイズリダクション機能が動作する。ISO感度は64~1600相当。

新開発の光学系
新開発の光学系

撮像素子は1/1.8インチ有効513万画素CCDで、記録解像度は静止画が最大2592×1944ドット、動画は最大320×240ドットとなる。記録フォーマットは、静止画ではJPEG/TIFF(DCF&DPOF準拠)で、動画はMotionJPEG圧縮のAVI形式(1回あたり連続80秒まで)。電源オンから撮影可能になるまでが約1.2秒、撮影間隔(シャッターインターバル)は約1.3秒、シャッターを押し始めてから記録開始するまで(ピント合わせの時間を含む)のレリーズタイムラグは最短0.12秒と、快速動作が可能という。

本体上部。右側のグリップにアップダウンダイヤルとシャッターボタンが並んでいる
本体上部。右側のグリップにアップダウンダイヤルとシャッターボタンが並んでいる

ほかのCaplioシリーズと同様、最短1cmまでのマクロ撮影に対応し、3月に発売された『Caplio RX』に搭載された“AFターゲット”撮影も可能。これはマクロ撮影向けにカメラを固定した状態で、AF位置を画角内の任意のポイントに移動できるというもの。

また、新たにCaplio GX専用オプションとしてフード&アダプター『HA-1』(2625円、近日発売予定)を用意。37mm径の各種フィルターやテレコンバージョンレンズ、同社のCaplioシリーズ向けワイドコンバージョンレンズ『DW-4』(1万500円)などが利用可能となっている。

オプションのフード&アダプターやコンバージョンレンズをセットにしたところ
オプションのフード&アダプターやコンバージョンレンズをセットにしたところ

記録メディアはSDメモリーカード/MMCスロットを搭載するほか、16MBのフラッシュメモリーを内蔵。電源は単3電池(アルカリ乾電池/ニッケル水素充電池)2本もしくは専用リチウムイオン充電池(DB-43)を利用可能。撮影可能枚数は、アルカリ乾電池で約120枚(同社測定条件によるテスト結果)。

本体サイズと重量は、幅113.6×奥行き29.0×高さ58.0mm/約205g(非装備重量)。インターフェースはUSB 1.1とAV出力端子を備える。

電池室電池室。従来のCaplioシリーズと同様、カバーは2段階スライド方式で、1段スライドするとSDメモリーカードの抜き差しが、さらにもう1段スライドさせると電池の出し入れが可能になる

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