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リコー、『Caplio Pro G3』にGPS受信機や衛星携帯電話を接続可能にする新ファームウェアを提供開始

2004年04月30日 18時29分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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(株)リコーは27日、2003年6月に発売したビジネス向けデジタルカメラ『Caplio Pro G3』のCFカードスロットにRS232Cインターフェースを接続して、GPS受信機や衛星携帯電話を利用可能にする最新ファームウェアを同社ウェブサイトを通じて無償提供開始したと発表した。

『Caplio Pro G3』
『Caplio Pro G3』

Caplio Pro G3は、機能拡張向けにCFカードスロットを底面に搭載するコンパクトデジタルカメラ。有効324万(総334万)画素の1/2.7インチCCDと光学3倍ズームレンズを搭載し、最大2048×1536ドットでのJPEG記録が可能。

『Caplio Pro G3』の底面にPHS通信用CFカードを装着したところ
『Caplio Pro G3』の底面にPHS通信用CFカードを装着したところ

今回の最新ファームウェアを導入することにより、ラトックシステム(株)のCFカード型RS232Cインターフェース『REX-CF60』を介して、

  • (株)ソキアのGPS受信機『R80D』
  • (株)エヌ・ティ・ティ・ドコモの衛星携帯電話『ワイドスター・デュオ』

が接続可能になる。R80Dを接続した場合には、撮影場所の位置情報を写真データに記録可能になる(誤差1m以内)。また、別売の地図ソフトと連動することで撮影位置を地図上に表示することも可能。観光マップの作成や道路施設の管理、環境調査、災害時の現状位置と状況の記録などに役立つという。

ワイドスター・デュオを接続した場合は、衛星電話経由で写真データなどを送信可能となる。山間部など、携帯電話/PHSなどの通信網が整備されていない場所、災害などで通常の通信網が利用できない場合などに威力を発揮するとしている。

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