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要注意!「Athlon 64-3200+」は計3種類に!

2004年04月23日 23時04分更新

文● 増田

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“Model(C)” ADA3200AEP4AX
OPN“ADA3200AEP4AX”のモデルには“CG”リビジョンコア版「Athlon 64-3000+」同様に“Model(C)”と記載されたシールが貼られているOPN“ADA3200AEP4AX”のモデルは実クロック2.2GHz、2次キャッシュ512KBとなる
仕様 ADA3200AEP5AR
OPN“ADA3200AEP4AX(“CG”リビジョンコア)”のモデル。パッケージにもクロック周波数2.2GHz、2次キャッシュ512KBと記載があるクロック周波数2GHz、2次キャッシュ1MBとなるOPN“ADA3200AEP5AR”のモデル

 これまで販売されてきた「Athlon 64-3200+」は、OPN“ADA3200AEP5AP”の“CO”リビジョンコア。それに加わる形で、新リビジョンコアを搭載する「Athlon 64-3200+」が2製品登場した。それぞれ、OPNが“ADA3200AEP5AR”、“ADA3200AEP4AX”となるもので、AMDのウェブサイトに掲載されているデータシートによると、どちらも“CG”リビジョンの製品とされている。

 “CG”リビジョンのコアを搭載するAthlon 64は、先月「Athlon 64-3000+」が発売されているが、今回の2製品はそれに続くものだ。“CG”リビジョンのコアはOPNの末尾が“AX”と“AR”の2つのモデルが用意されており、前述の「Athlon 64-3000+」のOPNは“ADA3000AEP4AX”というものだった。今回登場したOPN“ADA3200AEP5AR”と“ADA3200AEP4AX”は同じモデルナンバー「Athlon 64-3200+」の名を冠し、同じリビジョンとされていながら、仕様は異なっている。OPN“ADA3200AEP5AR”のモデルはクロック周波数2GHz、2次キャッシュ1MBとなり“ADA3200AEP4AX”のモデルはクロック周波数2.2GHz、2次キャッシュ512KBとなる。
 あわせて、現在市場に流通している「Athlon 64-3200+」は計3モデルとなった。整理すると、従来からあるOPN“ADA3200AEP5AP”のクロック周波数2GHz、2次キャッシュ1MBの“CO”リビジョンコア。同じくクロック周波数2GHz、2次キャッシュ1MBでOPN“ADA3200AEP5AR”となる“CG”リビジョンコア。最後にクロック周波数2.2GHz、2次キャッシュ512KBとなるOPN“ADA3200AEP4AX”の“CG”リビジョンコアだ。



パッケージ 要確認
OPN“ADA3200AEP4AX(“CG”リビジョンコア)”のモデルは“Model(C)”と記載されたシールが貼られているので、こちらはパッケージのみで判別が可能だ対するOPN“ADA3200AEP4AX(“CG”リビジョンコア)”のモデルは、OPNを確認しないと判別不能

 注意したいのは、購入の際にOPNを確認しないと、どれを買ったか分からないという事態になるというところ。“CG”リビジョンコアを搭載するCPUの場合、マザーボードによってはBIOSのアップデートが必要なものも多い。マザーのマニュアルには「Athlon 64-3200+」対応と記載されていても、購入したCPUによっては動作しなということも考えられる。本日販売を確認したOPN“ADA3200AEP4AX”の「Athlon 64-3200+」には、先月発売された“CG”リビジョンコア版「Athlon 64-3000+」同様に“Model(C)”と記載されたシールが貼られているので、こちらはパッケージのみで判別が可能だ。問題なのはOPN“ADA3200AEP5AR”となる「Athlon 64-3200+」で、こちらはOPNを確認する以外に今のところ判別のしようがない。Athlon 64の購入を考えている人は、そのあたりをよくよく確認してから買うことをお勧めする。
 価格はOPN“ADA3200AEP5AR”の「Athlon 64-3200+」がアークで2万9800円、OPN“ADA3200AEP4AX”の「Athlon 64-3200+」がZOA秋葉原本店で3万3495円、OVERTOPで3万4620円となっている。



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