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エニーミュージック、5月20日にオーディオ機器向け音楽配信サービスを開始――1曲158円から

2004年04月20日 18時58分更新

文● 編集部

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エニーミュージック(株)は20日、2月1日付けでエニーミュージック企画(株)から事業会社化したこと、音楽配信サービス“Any Music(エニーミュージック)”を5月20日に開始することを発表した。

同社は、(株)ケンウッド、シャープ(株)、ソニー(株)、パイオニア(株)の4社が出資して2003年1月に設立したエニーミュージック企画に、オンキヨー(株)、(株)ディーアンドエムホールディングス、日本ビクター(株)、ヤマハ(株)の4社が加わり、“エニーミュージック株式会社”(Any Music Inc.)として事業会社化したもの。資本金は6億円。出資比率はエニーミュージック企画からの4社が15.9%ずつ、ほかの4社が9.1%ずつとなっている。本社所在地は東京都港区南青山1丁目1番1号 新青山ビル西館17階。代表取締役社長は野口不二夫氏。同社は、エニーミュージック対応オーディオ機器への音楽の直接配信を始めとする、ブロードバンドネットワークにおける総合音楽サービスプラットフォームを5月20日から提供する。

『NAS-A1』と『AUDP-A1』 『X-AM1』
『NAS-A1』と『AUDP-A1』『X-AM1』
同時発売のエニーミュージック対応オーディオ機器

サービス開始にあたって、音楽配信事業会社である(株)レーベルゲート(サービス名称は“Mora(モーラ)”)とシステムの連携と音楽配信サービスにおいて業務提携を行なう。配信する楽曲は当初約3万8000曲で、価格はシングルが158円から、アルバムが1050円からとなる。

また、音楽配信以外の事業として、FM放送事業者やCD物販事業者とも業務提携する。これにより全国レベルでFMオンエア中の楽曲情報の閲覧が可能になるという。CD物販事業者についてはHMVジャパン(株)と業務提携し、CDのオンライン販売やダウンロード販売も行なう。

提供するサービスは、エニーミュージック対応のオーディオ機器で利用できる。将来的にはエニーミュージック対応カーオーディオなどの車載機器や、移動体通信機器との連携も検討するとしている。

対応オーディオ機器も同時発売

今回のサービス開始の発表に合わせて、ソニーマーケティング(株)とパイオニアがエニーミュージック対応オーディオ機器を発表した。パソコンなどを利用せずに、音楽のダウンロードや音楽CDの購入(CDショップ)、FM放送と連携した音楽関連情報の閲覧が行なえるのが特徴。

ソニーマーケティングは、ネットワークオーディオシステム“NET JUKE(ネットジューク)”『NAS-A1』と専用5Vインチ液晶ディストリビュー『AUDP-A1』を5月20日に発売する。価格はオープン。『NAS-A1』は、40GBのHDD、CDドライブ、AM/FMチューナー、アンプ(35W×2)を搭載し、ネットワーク(10/100BASE-TX)、USBなどのインターフェース、マジックゲート対応メモリースティックスロットを搭載した本体と、10cmウーハー/2.5cmトゥイーターを搭載したスピーカー(2台)のセット。搭載するウェブブラウザーはHTML 4.0(フレーム対応)でFlash Ver.5.0をサポートする。本体サイズは幅235×奥行き330×高さ119mm、重量は約5.6kg。スピーカー(1台)は幅130×奥行き200×高さ325mm、重量は約2.5kg。『AUDP-A1』は、5VインチTFT液晶ディスプレーで、ビデオ/S-VIDEO入力に対応。本体サイズは幅152×奥行き120×高さ148mm、重量は約450g。

パイオニアは、HDDネットワークミュージックシステム『X-AM1』を5月20日に発売する。40GBのHDDを内蔵し、ネットワークやUSBなどのインターフェース、メモリースティックスロットを搭載した本体と、JPEGの静止画を表示できる5インチTFT液晶ディスプレー(320×240ドット)、13cmウーハーと2.6cmトゥイーターを内蔵したスピーカー(2台)で構成される。本体サイズは幅235×奥行き330×高さ119mm、重量は約5.6kg。液晶ディスプレーは幅152×奥行き120×高さ148mm、重量は約450g。スピーカー(1台)は幅165×奥行き270×高さ280mm、重量は4.0kg。価格はオープン。

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