このページの本文へ

日本ビクター、DVDマルチドライブを内蔵したA5モバイルノートパソコン『MP-XV831』発売──コンボドライブ内蔵の『MP-XV631』も

2004年04月26日 15時01分更新

文● 編集部 新海宏一郎

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

日本ビクター(株)は26日、A5モバイルノートパソコン“InterLinkシリーズ”の新製品として、AV機能を強化しDVDマルチドライブを内蔵した『MP-XV831』と、DVDマルチドライブをCD-R/RW&DVD-ROMコンボドライブに変更した『MP-XV631』を5月中旬から順次発売すると発表した。価格はオープンプライス。発売日と編集部による予想販売価格はMP-XV831が6月上旬発売予定で24万円前後、MP-XV631が5月下旬発売予定で21万円前後。

『MP-XV831』
『MP-XV831』

『MP-XV831』は、DVDマルチドライブを内蔵しDVD再生や動画編集、DVD-Videoの作成などに対応したA5モバイルノートパソコン。DVD+RW/+Rメディアの読み出しに対応した9.5mm厚のDVDマルチドライブを内蔵するほか、IEEE 802.11b/g準拠の無線LANモジュール『Intel PRO/Wireless 2200BG』を搭載したのが特徴。また、ヒンジ部分には液晶ディスプレーの明るさを調節する“輝度調節キー”と、スピーカーの音質(エフェクトなし/CCコンバーター/ドルビーヘッドフォン)を切り替える“サウンドエフェクトキー”など装備。パームレスト部分には再生/頭出し/停止などの操作がワンタッチで行なえる“DVD/CD操作キー”(WinDVD 5 for Victor/Windows Media Player 9対応)を装備する。

ソフトウェアでは、カラー補正やノイズ除去に対応した(株)ジャングルの動画編集ソフト『Pinnacle VIDEO STATION 9 SE』や、同社のデジタルハイビジョンビデオカメラ『GR-HD1』で撮影したハイビジョン動画(MPEG2-TS形式)を『Windows Media Player 9』で再生(毎秒約3コマ)できる“HD-TSデコーダー”(同機で映像ファイルの編集は不可)、余韻や臨場感などを向上させるという独自のサウンドフィルタリングソフトウェア“CCコンバーター(Compression Compensativeコンバーター)”などを搭載するのが特徴。また、光ドライブの内蔵にあわせて、(株)ビー・エイチ・エーのCD/DVDライティングソフト『B's Recorder GOLD7 BASIC』やインタービデオジャパン(株)のDVD-Video再生ソフト『WinDVD 5 for Victor』などを追加した。

ヒンジ部分にあるワンタッチボタン パームレスト部分の“DVD/CD操作キー”
ヒンジ部分にあるワンタッチボタン。左から“サウンドエフェクトキー”“キーロックキー”(パームレスト部分のDVD/CD操作キー用)“輝度調節キー”“電源ボタン”を装備パームレスト部分の“DVD/CD操作キー

主なスペックは、CPUに超低電圧版Pentium M-1.0GHz、チップセットにIntel 855GME(グラフィックスアクセラレーター機能内蔵、ビデオメモリーは最大64MBをメインメモリーと共用)、メインメモリーにPC2700準拠のDDR SDRAM256MB(最大786MB)を搭載する。HDDは40GB、光ドライブはDVDマルチドライブ(DVD-R書き込み2倍速、DVD-RW書き換え2倍速、DVD-RAM書き換え/読み出し2倍速、DVD-ROM読み出し8倍速、DVD±R/RW読み出し4倍速、CD-R書き込み16倍速、CD-RW書き換え8倍速、CD-ROM読み出し24倍速)を内蔵。液晶ディスプレーは1024×600ドット/1677万色表示の8.9インチ低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレーを搭載する。通信機能は無線LANのほか、10/100BASE-TX対応EthernetとV.90/K56flex対応の56kbpsファクスモデムを内蔵する。拡張スロットはPCカード(Type II×1、CardBus対応)、SDメモリーカード。インターフェースはUSB 2.0×2、IEEE 1394×1、オーディオ入出力などを搭載する。

本体左側面 本体右側面
本体左側面。無線LANオン/オフスイッチ、ボリューム、アナログRGB、LANポート、モジュラージャック、SDメモリーカードスロット、USB 2.0×2、オーディオ入出力を装備本体右側面。PCカードスロット、DVDマルチドライブ、IEEE 1394、ACアダプター端子を装備

バッテリーは、標準で大容量のリチウムイオン充電池が付属する。バッテリー駆動時間は約5.5時間、オプションのバッテリーパック(S)で約2.6時間(いずれもJEITA測定法 1.0)。

本体サイズと重量は、幅235×奥行き214×高さ43.2mm/約1470g(標準バッテリー装着時)。プレインストールOSはWindows XP Home Edition SP1。オプションとして、ポートプリケーター『MP-DPX1』(3万1500円)、リチウムイオンバッテリー(S)『BN-LS13』(1万5750円)、吉田カバン製キャリングバッグ『MP-BGX4』(2万1000円)なども販売する。

『MP-XV631』は、MP-XV831からCPUを超低電圧版Celeron M-800MHzに、光ドライブCD-R/RW&DVD-ROMコンボドライブ(DVD-ROM読み出し8倍速、CD-R書き込み24倍速、CD-RW書き換え16倍速、CD-ROM読み出し24倍速)に変更した廉価モデル。そのほかの仕様はバッテリー駆動時間も含めMP-XV831と同等となる。なお、2003年6月に発表した、Pentium M-1.0GHzを搭載し、光ドライブを内蔵しない“MP-XP7310シリーズ”も継続販売される。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン