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日本HP、“PA-8800デュアルプロセッサモジュール”を搭載したサーバー“HP 9000”シリーズの出荷を開始

2004年04月06日 00時00分更新

文● 編集部

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日本ヒューレット・パッカード(株)は6日、単一チップ上に2つのプロセッサーを実装したPA-RISCプロセッサー“PA-8800デュアルプロセッサモジュール”を搭載したサーバー“HP 9000サーバシリーズ(エイチピー・9000・サーバシリーズ)”の出荷を同日付けで開始すると発表した。価格は、エントリーモデル『rp3410-2』(PA-8800-800MHz×1、512MBのメモリー、36GBのHDD、HP-UX)の110万円から。

HP 9000 Superdome
『HP 9000 Superdome』

“PA-8800デュアルプロセッサモジュール”は、64bit RISCアーキテクチャー“PA-RISC”を採用したプロセッサーコア×2個と、3MB(1.5MB×2)のL1キャッシュメモリーを1チップに集積したプロセッサーチップを、32MBのL2キャッシュメモリーとともに実装したSMP対応のプロセッサーモジュール。動作クロック周波数は最大1GHzで、システムバンド幅は毎秒6.4GB。製造プロセスは130nm SOI、銅配線、low-kなどを採用し、3億個のトランジスターで構成される。従来製品『PA-8700+』より浮動小数点演算で約50%、整数演算で約30%性能が向上しているほか、同一筐体で2倍のプロセッサー数を搭載できるのが特徴。Itanium 2プロセッサーと同じソケットとチップセットを採用しているため、HP 9000からItanium 2搭載サーバー“HP Integrity”へのアップグレードはプロセッサーの変更だけで行なえる。さらに同社のUNIX OS“HP-UX”では、HP 9000とHP Integrityでバイナリー互換になっているという。

ラインアップは、PA-8800を最大128個搭載できる『Superdome』、PA-8800-900MHz/1GHzを最大32個搭載できる『rp8420-32』、PA-8800-900MHz/1GHzを最大16個搭載できる『rp7420-16』、PA-8800-800MHz/1GHzを最大8個搭載できる『rp4440-8』、PA-8800-800MHz/1GHzを最大4個搭載できる『rp3440-4』、PA-8800-800MHz/1GHzを最大2個搭載できる『rp3410-2』。OSはHP-UX11i v1。

併せて、PA-8800を搭載したサーバーとして、沖電気工業(株)が“OKITAC9000シリーズ”、日本電気(株)が“NX7000シリーズ”、(株)日立製作所が“HITACHI 9000Vサーバ”、三菱電機(株)が“MELCOM ME Sシリーズ”の販売を開始すると発表している。

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