KDDI(株)、日本テレコム(株)、日本電気(株)、(株)日立製作所、松下電器産業(株)の5社は31日、光ファイバー(FTTH)による通信環境をベースとするブロードバンドネットワークと、ブロードバンドサービスの市場拡大を目的とした新たなコンソーシアムとして、“ブロードバンド コンソーシアム ジャパン”(BBジャパン)を設立することで合意したと発表した。ISP、コンテンツプロバイダー、アプライアンスメーカー、システムインテグレーター、キャリアー、デベロッパーなど、ブロードバンドに関連した事業者に参加を呼びかけ、4月中に正式な設立を目指すとしている。
主な活動は、
- FTTH環境を生かしたキラーサービスの具体化についての共同検討、共同企画 (映像コラボレーションサービス、映像コミュニケーションサービスなど)
- FTTH時代の新しいビジネスモデル/ビジネススキームの具体化についての共同検討、共同企画 (放送型ビジネスモデル、多層的回収型ビジネスモデルなど)
- ブロードバンドプラットフォーム/インフラの整備促進 (地域限定トライアルなど)
などで、テーマごとに専門部会を設置するとしている。
なお、コンソーシアムの設立に伴い、ISP(インターネットサービスプロバイダー)を中心としてインターネットサービス事業について検討を行なってきた“メガコンソーシアム”(7社)と、パソコン以外の機器(ノンPC機器)を中心とするインターネットサービスについて検討を行なってきた“NonPCインターネットコンソーシアム”(26社)は解消する。