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NTT-MEとNTT-BP、“公衆無線LANを利用した高速インターネット実験”を終了――“無線LAN倶楽部”と事業統合

2004年03月25日 21時05分更新

文● 編集部

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(株)エヌ・ティ・ティ エムイーは25日、2003年7月から提供している“公衆無線LANを利用した高速インターネット実験”の有料トライアルを31日に終了すると発表した。併せて、ISP(インターネットサービスプロバイダー)向けに認証ローミングやプロモーションなどを行なうサービス“ネオモバイル”を、エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム(株)の無線LANサービス“無線LAN倶楽部”と事業統合し、ISPの会員向けの本格サービスを開始すると発表した。

“ネオモバイル”はトライアルに参加しているISPの会員が、東海道新幹線“のぞみ”の停車駅や羽田空港ターミナルビルなどの公共スポットで無線LANを利用できる有料トライアル。“無線LAN倶楽部”は、NTT-BPが鉄道会社などと共同で駅や鉄道沿線で提供している無線LANサービス。

本格サービスの開始に伴い、NTT-MEのトライアルに参加していたモニターは再度登録の手続きが必要になる。申し込み方法や料金、利用方法などは各ISPのホームページに掲載されるという。無線LAN倶楽部のユーザーは31日にネオモバイルとのローミング契約が終了となるが、引き続き同等のサービスを利用できる(追加料金は不要)。

本格サービスの提供ISPは、ニフティ(株)の“@nifty”、日本通信(株)の“b-mobile”、(株)理経の“BizPortal”、KDDI(株)の“DION”、(株)ドリーム・トレイン・インターネットの“DTI”、京セラコミュニケーションシステム(株)の“NET BUREAU/KWINS”、NTT-MEの“WAKWAK”で、サービス開始は、b-mobile、BizPortal、DION、WAKWAKが4月1日で、そのほかは今後対応予定となっている。提供エリアは、“第1ステップ”として、4月1日の12:00時から、旧ネオモバイルのエリア(羽田空港 第1(西)旅客ターミナルビル/国際線ターミナルビル、JR東海の東海道新幹線のぞみ停車駅6駅、三井不動産 神保町三井ビル、霞が関ビル、産能大学、東京工科大学)で、“第2ステップ”として、5月下旬(予定)に、旧無線LAN倶楽部のエリア(京王沿線の主要11駅/駅周辺施設6ヵ所、京急沿線の主要14駅/駅周辺施設10ヵ所、相鉄沿線の主要5駅/駅周辺施設3ヵ所、西武沿線の主要4駅、横浜市営地下鉄沿線の主要8駅、ビックカメラ/ビックパソコン館全6店舗)と、旧ネオモバイルエリアのプロント茅場町店が追加される。

同時に、“無線LAN倶楽部”で利用できるコンテンツパッケージ(コンテンツパック)のラインアップのリニューアルも実施する。Pocket PC、Palm OS、Linuxに対応した新聞/ニュース系コンテンツを拡充するもので、4月1日から、政治/経済/社会/国際/スポーツのニュースを15分ごとに更新する“ニュース・ウォーカー”(毎日新聞社提供)、鉄道沿線の店舗の情報やPDAで利用できる割り引きクーポンを提供する“沿線クーポンデリバリー”が追加される。両コンテンツは“スタンダード(定額制)”か“ライト(従量制)”のどちらの契約でも無料で利用できる。

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